核兵器も戦争もない平和な世界を目指し、
全国すべての県をリレーして歩く網の目国民大行進。
佐久地区実行委員のメンバーや市の関係者が、
2日(金)に市役所庁舎前で出発式を行いました。
この平和大行進は1958年に始まったもので、
全国すべての都道府県をリレーし、
8月に「原水爆禁止世界大会」が開かれる
広島と長崎を目指します。
5月5日に北海道の礼文島からスタートした平和大行進。
先月25日には、長野県にバトンが渡されました。
そのうち、佐久地域は全11市町村を回ります。
ことしは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、
宣伝カーでまちを走ることになりました。
この日は、
小諸から碓氷峠までを巡るメンバーをはじめ、
小泉市長や市の関係者、それに一般の市民など
およそ25人が小諸市役所前に集まり、
出発式を行いました。
式では、
佐久地区労働組合連合会などから成る
原水爆禁止国民平和大行進佐久地区実行委員会の
望月清泰委員長が、
「ことしは核兵器禁止条約が発効した記念すべき年。
被爆者が生きているうちに
核兵器をなくすために努力したい。」と
力強く話しました。
実行委員長
「核兵器それから化学兵器、それから生物兵器。
この3つは極悪兵器、非人道兵器ですけれども、
核兵器がまだなくならないということで、
ようやくことし、核兵器が違法で非人道兵器ということで
国連で確認をされたと。いよいよこれから核兵器をもっている国に向けて
具体的に破棄する、処分をするその具体策を話しあって実行していく、
これをさせることが、この世界、そして私たちの願いです。」
一向は、この日小諸から軽井沢までを巡り、
群馬県にバトンを引き継いだということです。