放送法第6条の規定に基づき、放送番組の適正を図るため、
会社の施設区域内に住所を有する学識経験者の方々に審議委員を委嘱し、
審議会を開催して自主放送番組についてご審議いただきました。
【日時】 令和3年3月11日 木曜日 10時00分~
【場所】 コミュニティテレビこもろ西館 2階会議室
【出席者】
番組審議委員:
甘利庸子(会社経営)
大塚禎三(歯科医師)
森泉浩行(小諸市役所総務部長)
山下千鶴子(教育委員)
欠席:清水隆利(飲食店経営) ※50音順
放送事業者:
荻原守 (専務取締役)
後藤理恵(報道制作部部長)
西和成(報道制作部課長)
井部美幸(報道制作部)
【次第】
- 開会
- ㈱コミュニティテレビこもろ専務 荻原守 挨拶
- 議事
(1)前回審議会後の取り組み等について
「まなびのすゝめ」「おなかいっぱいこもろ」視聴
(2)新型コロナウィルス関連緊急報道態勢について
(3)その他 番組に関する要望・新たな番組に対する提案等
- 次回開催について
- 閉会
3.議事
(1)審議会後の取り組み等について
後藤 |
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番組視聴「まなびのすゝめ」「おなかいっぱいこもろ」一部抜粋
大塚委員 | 「おなかいっぱいこもろ」は良い試みだと思った。1月から外出控える方が多い。飲食店へ出かけようとするときに不安を抱えている人もいる。 店の雰囲気もわかるし、おいしそうに食べていて行きたくなる。お店の応援になっている。 会議はほぼリモートでしている。マスクしていると声が聞き取れない。「まなびのすゝめ」では時代に即した番組づくりをしている。 |
森泉委員 | 皆さん飲食店へ行くことが心配だと思っている。予防対策をこうすればいいというのが市民の方がどこまで伝わっているのか気になっていた。 こうしていけば大丈夫とわかり、非常に良い取り組み。業界の方にとっては当たり前のことが知られていない。 大手の放送局ではなかなか取り上げないと思うので、ローカルの強みを活かした良い番組。 |
山下委員 | いくつか彼女たちの番組を見ているが若くて元気をいただいている。食べ方が上手。口の周りを汚さないし気持ち良く食べている。 視聴者やお店のPRも考えながら非常に努力されて、心遣いを感じる。 それとコミュニティテレビの皆が団結して取り組んでいるのを感じる。年越しスペシャルでもカメラマンが登場したり。 「まなびのすゝめ」に関係して、実は後藤さんに話し方講座をしていただいている。テレビで皆さんに届けられるのはヒット。 |
甘利委員 | ここにきてCTKの真価を発揮している。テレビはいつもNHKの19時のニュースを録画して見ているが、1月以降NHKとCTKの番組を両方録画している。審議員をせていただいているのを誇らしく思う。ぜひ「まなびのすゝめ」再放送してほしい。 |
(2)新型コロナ関連緊急報道態勢について
後藤 | NHKや民放では伝えていない小諸の状況知りたいと言った声や、再放送の回数増やしてほしい等の問い合わせがあった。 |
大塚委員 | 初動が早かった。テレビとネットの両方でアプローチしていたのはよい。民放を見ていると不安を煽るような能動的な報道が多いと感じた。 その点、CTKでは正確な情報をという姿勢が評価できる。すぐ動ける姿勢を今後も維持してもらえたら。 |
森泉委員 | 「感染症専門医に聞く」を見た。タイムリーに市の状況を伝えていただけるのはありがたい。 市としても出せる情報はすべて出したいという思いはあるが、ホームページ、Twitter、Facebookだけでは限界があり、映像で伝えていただけるのは大きい。コロナは災害などどんな形で市民へ伝えていくかが課題になっている。制作した番組を飛ばしてでも放送していただく姿勢はありがたい。 |
山下委員 | 計画的ですべてを網羅している。医療、教育、飲食店。再放送があるのでもう一度聞きたい視聴者の思いにも対応している。 |
甘利委員 | 普段テレビ見ないが、今回はすべて録画して見た。感動して伊藤社長にも電話した。市民が不安になっている時に急遽特番にする決断が素晴らしい。 小諸の今のことを知るにはCTKしかないんだなと思った。今何が起こっているかわかり、安心しおさまったと思う。これこそがCTKの誇り。 |
大塚委員 | 今日にちなんで災害対策についてですが、コロナも災害。災害は待ってくれない。対策の練習をやっていき市民にPRしていただけると安心する。 |
荻原 | 自分たちの足元を自分たちが確実にしていくためテレビだけでなく、ネットも使い多くの市民に伝えていくことを心がけたい。 |
西 | いかに視聴者の方に、今の情報をどのくらい伝えられるか。撮影してすぐ放送する方法を常に考えながらできる限りやってきた。 今後ともそのように取り組んでいきたい。 |
(3)その他 番組に対する要望・新たな番組に対する提案
大塚委員 | 審議会で出た要望など細かく番組へ反映してくださった。しかしテレビを見ている余裕がない。 ほとんどプライベートの時間がなく家にいないので、ニュースなどはネットで見ている。モバイルツールへのテコ入れもご検討いただければ。 |
甘利委員 | You Tube無料で見られるので難しいところがある。 |
荻原 | コンテンツによってはお金に変えられない市民への情報はYouTubeを使わざるを得ない。 使っていくことによって最終的には「毎日のニュースも見てみようかな」という気持ちになっていただくのが大事。 |
大塚委員 | 何かの番組でYouTubeの使用率が日本人が世界一だと言っていた。子どもから大人まで触れるツール。 |
森泉委員 | そもそもコミュニティテレビの加入世帯数は? |
荻原 | テレビは6,200世帯 |
森泉委員 | 小諸市の約3分1。加入できない地域はあるか? |
荻原 | はい、千曲川の向こう側、御牧原、菱野新田の方、3か所。 |
森泉委員 | 小諸市も市民への伝達方法、何がいいか検討している。広報こもろだと制作から市民へ届くのにひと月半のタイムラグがある。 確実に届ける媒体は?コミュニティとの連携は非常に大切。そのFM小諸という話もあるが新規に立ち上げるとお金がかかる。 ただ、10年経った時のスマホの所持率を考えるとお金をかける価値があるのかというところ。 市役所の中だけではなく常に共有してブラッシュアップして考えていかなければならない。 |
荻原 | NETだけの加入者と、TVだけの加入者を合わせると8,000世帯ぐらい。NETをいかに活用するか少しずつやっていかないと。 |
森泉委員 | 役割分担しながら協力できれば。 |
甘利委員 | この場でもやもやを口に出すと必ず解決できる。ぜひ協力していいものが見つかるといい。 |
山下委員 | 10年後どうなっているか。私はスマホを持っていなくて新聞が大好き。なるべくCTKのニュースを見るようにしている。知らないことが吸収できる。 生活のために色々な力を出しているのだなと感じた。桜の枝が道まで出てきていて、NTT、中電、CTKへ区長が電話したら、CTKだけ来てくれた。 小回りの利く献身的な会社だと思った。 |
荻原 | 技術部が土日出勤している。 |
山下委員 | もう1点は口コミも大事。それだけのネットワークが必要だが、見ようと思える。 |
甘利委員 | お正月明けのコロナについて広まった噂がCTKの番組で噂が収まった。淡々と事実を伝えていて、市役所の市民への伝える姿勢が良かった。 何が起きているのか自分たちはどうすれば身を守れるかが伝わり、みんな安心した。 |
後藤 | NETのテコ入れについて。CTKのYou Tubeチャンネルがあるが、活用できていなかった。キャンペーンの情報を載せたり、番組もいくつか載せていく予定。次回の審議会までは進んだ状態にしていきたい。森泉委員がおっしゃっていたことは大きな課題。個人でできるラジオ「Voicy」や「stand.㎙」などでテレビと同時で災害情報などを流せないかと思っている。災害時にたよりになるのがCTK。アプリをとってラジオ番組を作れる。アカウント作れば発信できる。 |
森泉委員 | やれることはやってみる。一つだけではなくこの組み合わせなら大丈夫というものを。 |
甘利委員 | NETに取り残されている方は1日中テレビ見ている。働いている人はNETで。 |
森泉委員 | 加入可能件数は? |
荻原 | 12,000~13,000件 若い世帯からのTVの需要が少ない。NETを活用していかないといけない一つの要因。NET加入の営業を入れている。まずはNETで。CTKをわかってもらう。 |
大塚委員 | 若い人たちはWi-Fi環境整ったところに人が集まる。 |
甘利委員 | 社内フリーWi-Fiある。社長と社員と近くなってまとまった。色んなツール使えばCTKをもっと身近に感じられるかもしれない。 |
4.次回開催について
令和3年8月か9月に予定。
閉会
1時間50分にわたり審議していただき11時50分に閉会。