耳取区にある彌美登里神社では、

3日(土)と4日(日)の2日間、

春の例大祭が行われました。

2年ぶりの開催となったことし。

本祭りが行われた4日(日)には、

区の役員や参拝客が集まる中、

前日の宵祭りに続き、

子どもたちの浦安の舞が無事奉納されました。

 

今からおよそ1000年前に建てられたという

歴史ある彌美登里神社。

長年地域のよりどころとして親しまれてきました。

 

江戸時代から300年以上続く例大祭は、

五穀豊穣や区民の安全を願い、

春と秋に欠かさずに行われている伝統行事です。

 

去年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、

年2回の例大祭は中止に。

2年ぶりの開催となったことしは、

神社の役員など10人と、

区民ら参拝客が集まる中、

コロナの収束などを願い厳かに神事が執り行われました。

 

神事では毎年、区内の小学5、6年生による

浦安の舞も奉納されます。

 

ことしは、去年祭りで舞う予定だった

新中学1年生と新6年生が参加。

白い衣装をまとう舞姫と黒い衣装をまとう歌姫に扮して

踊りを披露しました。

 

春休みの7日間に渡り、

1日2時間から3時間ほどの練習を積んできたという

子どもたち。

堂々とした様子で優雅な舞を披露し、

観客らを惹きつけていました。

 

舞姫

「緊張していたけどしっかりとできて良かったです。

コロナでできなかったことが多かったけどちゃんとできたので良かったです。

去年出来なかった分頑張って踊ろうと言う気持ちでできました。

少し失敗しちゃったところがあったけど精一杯出来たので良かったです。

去年一年間出来なかった分きちんとできたので安心したほっとした気分です。

耳取の中の代表として胸張って舞いました。

去年出来なかった分先輩たちとか見て来て

6年生でやっていたのが中1でできたというのは光栄に思います。

自分のふるさととか自分がずっと小さい頃からふれあってきた場所で

こういう風に踊れたということは

やっぱり人生でも絶対にないだろうしやっぱり大切な体験だったかなと思います。」

 

彌美登里神社では、

今後もこの伝統の例大祭を

浦安の舞と共に後世に残していきたいとしています。

 

甘利代表

「感無量ですね。出来ないかと思ったぐらいですから、

コロナが長野県で小諸市でだんだん少なくなって

コロナのために去年は中止を余儀なくされたということで

ことしはぜひやりたいなと思っていたところに

役員のみんなと相談してできるように、

保護者さんたちも去年やれなかったので

今年は何とかしてほしいということがありましたので、

やりましょうというということで、開催できるように何とかやってきました。

戦後になって浦安の舞ということで始まっていますので

それは絶やさないように、少子化になっていますので

伝統を継ぐということで一人二人でも

ぜひやっていきたいと思っています。伝統の行事です。」