小諸市の市立保育園では、

4月から給食調理業務の民間委託が始まります。

委託後の保育園給食についての市民懇談会が、

20日(日)に市民交流センターステラホールで

開かれました。

 

この日の懇談会には、

保育園に子どもを通わせている保護者や、

委託先の事業者、市の職員など、

およそ30人が集まりました。

小諸市の保育園では、安全でおいしい給食を食べてもらおうと、

天然のだしや地元産の食材などにこだわり、

それぞれの園で調理して子どもたちに提供しています。

しかし、調理員は正職員ではなく、全て非正規職員のため、

離職率が高く、代替調理員が少ないことから、

安定した給食の提供が難しい側面も。

そこで、小諸市では、その解決策として、

ことしの4月から給食調理業務の民間委託を開始します。

市内をAとBの2つのブロックに分け、

それぞれ別の委託先と契約を結びます。

 

Aブロックは、東保育園、南保育園、美里保育園の3つの園。

Bブロックは、千曲保育園、西保育園、

芦原保育園、中央保育園の4つの園です。

Aブロックを担当するのは、

株式会社総本社名古屋本部

そして、Bブロックは、東京に本社のある

株式会社メフォスが担当します。

去年11月に公募審査を行い、

応募があった6社の中から選ばれました。

市民懇談会では、決定した委託先2社が

それぞれの会社について説明。

これまでの実績や衛生面、実施する食育活動などについて

具体的に話しました。

参加した人たちは、説明を聞き、

春からの保育園給食について理解を深めていました。

なお、小諸市では、委託業務の開始までに、

2社と入念な引継ぎを行い、

これまで通り、市の栄養士による献立と食材の発注、

自園調理を継続していくとしています。