浅間山の噴火警戒レベルが5日(金)、

レベル2から1に引き下げられました。

これによって、6日(土)には、

火口から概ね500メートルまでに

登山規制が緩和され、

前掛山までの登山が可能となりました。

 

浅間山は、去年6月25日に火山活動が活発化したことから

レベル1から2に引き上がり、

火口から概ね2キロメートル以内への立ち入りは

禁止されていました。

気象庁によりますと浅間山は、

去年11月29日以降、

火山性地震が1日平均30回を下回り、

今月3日までの1か月では、12回までに低下。

火山ガスの放出量も去年11月30日の

1200トンの観測を最後に500トン以下で推移。

今月は1日90トンと少なかったということです。

 

気象庁は、

火口から500メートルを超える範囲に影響を及ぼす

噴火の可能性が低くなったと判断し、

先週5日、

噴火警戒レベルを2から1への引き下げを決めました。

 

小諸市では先週5日の午前に対策本部会議を開催し、

今後の対応を協議。

6日(土)からの登山規制の緩和を発表しました。

これに伴い、きょう5日の午後には、市職員が、

浅間山登山口など3か所の看板の表示を、

レベル2から1に切り替えました。

 

およそ7か月ぶりに、

火口から概ね500メートル、

前掛山山頂までの登山が可能となりました。

 

山﨑さん

「コロナコロナと暗いニュースばかりなので、

明るいニュースのひとつとして、

自然現象で仕方がないんですけれども、

今後レベル1になりましたので、

皆さん雪が解けたら

たくさん山に登りに来ていただければなと思います。

皆さん浅間山に登りたくてレベル1を待っている方も

全国にたくさんいらっしゃるので、

問い合わせもありましたので、

登山の団体というわけにはいかないでしょうけど、

登山好きな方はたくさん来ていただけるかなと思います。」

 

市長

「コロナも先日レベルが下がったり、

浅間山も火山噴火活動があったという中で、

あまり明るい話題がなかったんですけど、

今回の浅間山レベル引き下げというのは

小諸市にとっては明るいニュースかなと思います。

浅間山、自然相手ですので、こちらが予測しない形での噴火も

絶対ないとは言い切れませんので、

あらゆる想定をしながら山を楽しんでいただければと思います。

冬山に入る方は少ないと思いますけど、

これから春以降、コロナの関係もありますけど、

昨年来冷え込んだ観光業、特に宿泊業や飲食業の皆さんにとって

明るい話題になればいいなと思います。

山ですのであまりコロナは関係ないかと思いますので、

ぜひ来ていただけるような形になればいいなと思います。」