放送法第6条の規定に基づき、放送番組の適正を図るため、

会社の施設区域内に住所を有する学識経験者の方々に審議委員を委嘱し、

審議会を開催して自主放送番組についてご審議いただきました。

 

【日時】 令和2年11月19日 木曜日 13時30分~

【場所】 コミュニティテレビこもろ西館 2階会議室

【出席者】

番組審議委員:
甘利庸子(会社経営)
大塚禎三(歯科医師)
清水隆利(飲食店経営)
森泉浩行(小諸市役所総務部長)
山下千鶴子(教育委員)    ※50音順

放送事業者:
荻原守 (専務取締役)
後藤理恵(報道制作部部長)
西和成(報道制作部課長)
井部美幸(報道制作部)

 

【次第】

  1. 開会
  2. ㈱コミュニティテレビこもろ専務 荻原守 挨拶
  3. 議事
    (1)前回審議会後の取り組み等について
    (2)新番組「E3探検隊が行く!小諸ふるさと遺産めぐり」について
    (3)その他 番組に関する要望・新たな番組に対する提案等
    1. 次回開催について
    2. 閉会

     

    3.議事
    (1)審議会後の取り組み等について

      後藤
      • 前回の審議会では、プラスSTUDYが始まったことと、災害報道訓練をしたことを報告した。コロナ禍の中で取材が制限されたりイベントが中止になったりする中で、私たちができることということで様々な番組を立ち上げた。
      • 4月テイクアウトできる飲食店を紹介する「おうちレストラン」、その他コロナに関する特番を放送。5月以降家で楽しめるようにテレビ紙芝居、など様々取り組んだ。8月に「みんなキラキラ元気いっぱい音楽のまちこもろっこ」という音楽活動の発表がない中でテレビを通じて発表できる場をということで、教育委員会とタイアップして制作、放送している。
      • 今年は祭りがなく、何かできないかということで2年目キャスターを知っていただくために8月にキャスター奮闘記と、もう一つ、社長発案の「CTKキャスターのバズる動画」という特技披露の番組を作成、制作した。

      番組視聴「テレビ紙芝居」「みんなキラキラ元気いっぱい音楽のまちこもろっこ」「CTKキャスター奮闘記」「バズる動画」一部抜粋 視聴

      森泉委員 前職が図書館勤務だったため、「テレビ紙芝居」印象に残った。絵本の読み聞かせと紙芝居の読み聞かせをすると、紙芝居の方が子どもたちも食いつく。5月の外に出られない時期にも出られない子どもの安らぎになったと思う。
      山下委員 「バズる動画」はキャスターがニュースのいつもと顔が違って、親近感が沸いた。夢や希望を与えられる。「音楽のまちこもろっこ」は子どもが演奏など聞いてもらえる機会が少ないので、練習課程から放送していて良かった。民放でそのような番組見たことあるが、すでにCTKがやっていて嬉しく思う。
      清水委員 コロナ禍の中でCTKの皆さんも努力しているのがわかった。5月自粛期間、「テレビ紙芝居」に1歳と3歳の子どもが食いついて楽しんでいた。キャスターによって声色が違ったので大人も楽しめた。「CTKキャスター奮闘記」では前の審議会の時に言ったCTKのドキュメントが見られ、身近に感じられた。「バズる動画」をきっかけに取材で会ったキャスターとのコミュニケーションがとれ、小諸のために頑張っているキャスターをもっと応援しようと思った。
      大塚委員 家にいなければいけない時期に、紙芝居というアプローチは有意義だった。個人による動画の配信も世の中で流行っていたので、いち早く「キャスターのバズる動画」に取り組んだのは、さすがだと思った。6月に三四六さんが歯と口の健康の番組をやった。内容はこれからコロナとインフルエンザのダブル感染を防ぐために丁寧に取り上げてくださってありがたかった。行事がない分、試行錯誤して多種多様な番組を作られた点評価できる。新人キャスターがキャリアを積んでいく感じがする。
      甘利委員 みんなが外に出られずテレビしかない時にCTKは大きな役割を果たしている。高齢者は家に閉じこもっているのでテレビを通して外と繋がれる。保育園の先生が「子どもの表情がなくなった」と言っていた。紙芝居を見て、いいなと思った。これからもっとコロナを意識して重要な役割を果たしていってほしい。番組技術も上がっている。
      山下委員 編集技術も素晴らしかった。プロの力を実感した。

       

       

      (2)新番組「E3探検隊が行く!小諸ふるさと遺産めぐり」

      後藤 以前放送していた小諸ヒストリーの後継の番組になるが、小諸の良さをしていただきたいということで、小林教育長にご出演いただきながら、月1回放送している。長く続けていければということでスタートしている。

      「E3探検隊が行く!小諸ふるさと遺産めぐり」番組視聴

      大塚委員 史跡巡りより身近なものに着目していて、前より深堀りしている。
      森泉委員 民放のバラエティだと食べて「甘くておいしい」で終わるが、始めた人やジャムにまで、深堀りできるのが、地元のケーブルテレビの強み。作るのが大変なので月1回の放送が限界だと思うが、ふるさと遺産100を越えるぐらいあるので、ペースが速くなるとありがたい。小諸市が元気になるために大事な番組。心強い。
      清水委員 テレビで見たが、桃の甘さのことも初めて知って勉強になった。1か月1個で全部やるのに何年かかるか。E3探検隊が10年頑張られるのか不安。ふるさと遺産のPRができ、マップをめぐるツアーができたり、幅が広がっていくと思う。きっかけ作りにはいい番組。10年20年先を見据えて、企画を練っていただけたら。
      山下委員 今いくつまでできているのか。
      後藤 4回が終わって、5回がもうすぐ放送する。
      山下委員 初めて見て感動した。教材にも使えると思う。DVDにはなるのか?
      後藤 教育委員会に1本贈呈している。図書館にも置かせていただけるようなら。
      山下委員 録画する方もいらっしゃるが、DVDになっているといつでも見られる。
      甘利委員 財産のような番組を作っているので、私もDVDBOXほしいと思った。一つ一つが色んな事に繋がって発展性のある番組だと思った。

       

      (3)番組に対する要望・新たな番組に対する提案等

      大塚委員 また自粛傾向強くなってくる。その中でレスポンス良く番組を作っている。我々もそのような目を持っていかないといかないと思う。姿勢としては、これからの災害 緊急災害の訓練も続けていただければ。「E3探検隊」は食べ物、場所、紹介できる。複合的な構成はなかなかない。そこに重点置いてもいい。
      森泉委員 小諸の人が小諸を知るという点で、きちんとした番組も大事だけれど、手軽に作れて手軽に見られる番組。小諸に60年住んでいるが、キャスターさんの方が知っているぐらい、飛び回っている。ちょっとした小諸の紹介を入れていただけるとありがたい。テレビ版広報では市職員が人に伝える訓練にもなっている。二人三脚で小諸を良くしていけたら。
      清水委員 コロナの状況で色々なことにチャレンジする方が増えてきている。農業、キャンプ、気軽にチャレンジできるような番組があると、若い世代も興味沸く。農業の番組なかなかない。リモートのポイント、話し方、相槌の仕方等をキャスターから教えていただきたい。
      山下委員 なかなか時間帯が合わず見られない。自分自身にも習慣づいていない。たまたまテレビをつけたら、松井の紹介が出て、お世話になっているりんご園の亭主の方や、初めて知ったカフェが出てきて行きたいと思った。カフェの名前がなかなか出てこないのは、最後まで見てもらうためにはいいが、最後まで見たがわからなかった。もう一つ、子どもたちのために、家庭にいても授業が受けられるようなことができたら。一人1台PC購入してもらった。IDとパスワードも持って、いよいよ可能になるが、学校側も家庭も技術が達しておらず使えない。うまくできれば。
      甘利委員 CTKキャスターは言葉がきれい。民放では「うめえ!」言っている。今、そういう言葉を子どもたちが使っている。お母さんが普通の言葉と思っている。CTKのキャスターには引き続き正しい言葉を使ってもらいたい。きれいな言葉を使っていただくと、未来を担う子どもたちが、きれいな言葉を使っていくだろうなと思う。あと、リモートでの話し方は大事。オンラインで講師をする機会があるが、画面を通して伝えたい思いというのが、うまくいかない。そこに対しての番組も大事だと思った。コロナの時期が終わった後に、コロナが流行する前とコロナ収束後では街の景色も変わっていると思う。比較があると一生懸命やっている人たちは感慨深いし勉強になる。
      森泉委員 小諸市がCTKキャスターにお願いしてYouTubeで「そばガイドツアー」を配信している。キャラクターがいいので見ていて楽しい。
      荻原専務 色々なご意見ありがとうございました。この後どのように取り組んでいくか。日常の仕事の、その一つ上を目指していかなければいけない。末永く見ていただきたい。リモート、ギガスクールについては、インターネット事業部の協力がないとできないことだが増えてきている。インターネット事業部についても制作に携われるようにしていきたいと思っているので、また違った番組ができると思う。本日はありがとうございました。
      後藤 本日は貴重なご意見を本当にありがとうございました。毎回充実した審議会になるが、今回も審議員さんから前向きな意見いただき、励みになった。これを全員にフィードバックしてさらに意欲高めて頑張っていきたい。専務から話があった、インターネット事業部と連携しながら、通常の時間帯に見られない方たちに向けて、ホームページなどで番組を見ていただけるような形をとれないか、模索している。加入者、非加入者の差別化を図りながら、加入者の方はいつでも見られるような形を実現していきたいと考えている。これからもよろしくお願いいたします。

       

      4.次回開催について

      令和3年2月か3月に予定。

      閉会

      1時間30分にわたり審議していただき15時00分に閉会。