市が市内2つの高校と連携し、

地域活性化策を共に考えようと、3年前に発足した

小諸未来義塾。12月24日(木)には、小諸高校の生徒を対象にした

授業が開かれました。

 

「小諸未来義塾」は、市と市内2つの高校が連携し、

地域活性化策を共に考えながら、

地域に貢献できる人材を育てようと、

3年前に発足したものです。

今年度は、「駅チカを新しく使いたおそう」がテーマ。

駅付属施設や大手門公園、

現在建設中の複合型中心拠点誘導施設など、

駅に近接した「駅チカ」の公共空間の

新たな使い方や過ごし方について、利用者の目線で考えます。

10月からは

小諸商業高校の3年生を対象に授業が行われています。

12月24日には

小諸高校の生徒を対象とした初回の授業が行われ、

生徒会の1・2年生有志10人が参加しました。

事前に、小諸駅周辺や、

複合型中心拠点誘導施設の建設の様子を見学した生徒たち。

見学の後は市役所に集まり、

「駅チカを考えよう」をテーマにしたワークショップを行いました。

都市計画課の職員が人口が減っていく中で、

居心地の良い、開かれた都市づくりが必要だと説明。

 

駅舎内のカフェ「小諸駅のまど」と、

複合型中心拠点誘導施設1階に作られる予定の

交流スペースの2か所を活用して

自分たちがやってみたいイベントを、

5人ずつのグループで企画しました。

 

生徒発表

「運動会とおいしいものを食べられるのが一緒になったもの、

屋台とかができればいいなと思いました。」

「多くのやってみたいことが出たんですけど、

それをまとめて出張文化祭というミニ企画を作りました。

具体的に言うと、例えば小諸駅のまどが、

自分たちが文化祭の時に小諸高校に来てもらって屋台をやってもらう、

逆に小諸高校からも何人かで企画をした人が

小諸駅のまどの場所をお借りして企画をするというものです。」

 

生徒たちは、それぞれの企画について、

対象者や集客方法などについて発表しました。

 

生徒

「自分は小諸駅のまどに一度も行ったことがなかったんですけど、

きょう初めて行って、これから電車とか待つときは利用できたらなと思いました。」

「みんなのいろんな意見を聞けて、

他人はこう思っているんだなというのが分かったので、

すごくおもしろかったです。」

「これからもっと盛り上がっていければ、

高校生としても楽しいので、楽しみにしています。」

「きょうは5人で話し合ったんですけど、

もっと、それこそ小諸高校全体だったり

生徒会の役員みんなだったりと話し合うことで

もっと活発な意見の話し合いになって、

そうするときょう出なかった意見とかが出ると思うので、

新しい施設ができたり、今ある施設をもっと利用して

新しい案ができたりすると、

もう少し小諸駅周辺・小諸市として盛り上がっていけるんじゃないかと思いました。」

「きょう小諸駅のまどさんが話していた、

小諸駅に文房具を置いたりするのはすごくいいなと思っていて、

断念したとおっしゃっていたんですけど、

それももう少し地域のみんなで協力し合っていけば

実現できたのかなと思うので、

そういう意見もいいかなと思いました。」

 

市役所職員

「やはり高校生らしいというか、

自分たちの世代じゃ思いつかないような意見が活発に出ていて、

なるほどと思うことが結構ありました。

企画自体の中身もそうなんだけれども、

高校生がどういうお財布事情なのかなとか、そういう具体談とか、

今日自分たちのテーブルにいたみんなも

ツイッターとインスタについてはみんなが登録しているという状況で、

やっぱりそういう状況なんだなということも分かったりして、

なるほどと思うところでした。

高校生たちがまさに小諸駅を通学で使っている世代なので、

そういった世代の人たちから出た意見やアイデアを生かして

小諸駅前のにぎわいにつながって、駅前が活性化すると、

いい街ができるんじゃないかなと思いました。」

 

小諸市では、

この日に出された意見の一部を街づくりに生かす予定で、

その結果は参加した生徒に報告されるということです。