諸公民館では、諸の歴史を伝える遺物を

公民館前の庭に展示しています。

この度、看板の作り替えが行われました。

 

諸公民館では、

諸の歴史を多くの人に知ってもらおうと、

諸区の歴史を伝える遺物を

昭和37年から公民館前の庭に展示しています。

かつて諸にあったとされる妙楽寺の

三重塔の柱を支えたと言われる礎石や、

東山道清水の駅周辺にあったと

言い伝えられている遺物など7点です。

諸公民館では、

以前から遺物の紹介をする看板を設置していましたが、

看板の劣化が進み、文字の判読が困難に。

そこで、公民館長の

荻原洋二郎さんが、

看板の作り替えを提案しました。

市内のチェーンソーアーティースト、

饗場良夫さんがデザイン・制作を担当。

紹介文は、諸や新町、市町に住む人で作る、

「清水の駅(うまや)保存会」が作成した文章が基に

なっています。

公民館運営委員が中心となって、

石を見やすく配置し直し、新しい看板を設置しました。

 

公民館長荻原さん

「子どもたちを含めた歴史を勉強する人たちがいて、

字が読めないっていうので、

だったら改めて看板を作りなおそうという

自分で決めたことが、意外と協力者が増えて、

結果非常に良い、ロケーションになったなと私は理解しております。

私自身は小諸というのが

大諸から出たという歴史ぐらいしか私知らないので、

そういうものが諸から進化して、

小諸市になったっていうのを、

子どもたちになぜかということも

若干勉強してもらえればなと思っております。」

 

田中さん

「そこにある、一番大きい石あるけれども、

妙楽寺という昔あっただろうというところの

三重塔の礎石であるということで、

これはあちこち回ってみても

なかなかそういう立派なものが見当たらない

という中では後世に残していかなければと、

そういうものだと思っております。

周辺にある遺跡の関係についても

東山道清水の駅に関係したものであって、

諸の歴史をしっかりと後世につなげていく意味では必要なものだし、

できるだけ、人の目に触れるようなところにあることが、

いいんじゃないかとそんな気持ちでおりますがね。

諸っていうところは素晴らしいところだな、

こんな素晴らしいところに住むっていうのはいいことだというような、

そういったことを勉強しながら

そこで快適な生活ができてくれればいいなと

そんな思いでおります。」

 

諸公民館では、展示を通して、

地域の子どもたちに

諸の歴史を感じてもらいたいとしています。