生き生きとした生活づくりを目的とする

男女共同参画セミナーが

先月25日(火)に行われました。

 

このセミナーは、

毎年、男女の共同社会や健康などに関わる内容をテーマに

開かれています。

「アサーショントレーニング」と題された今回のセミナー。

小諸市教育委員会人権政策課と

長野県男女共同参画センターが主催し、

男女共同参画を訴える

市内12の女性団体の代表者で作る

「小諸女性ネット」が協力して、開かれました。

講師を務めたのは、

長野産業保健総合支援センター 産業保健相談員で

株式会社コミュニケーションズ・アイ

代表取締役の伊藤かおるさんです。

「アサーション」とは、

自分も相手も大切にしようとする自己表現のことで、

相互の関係性を大切にした

自他を尊重するコミュニケーションです。

 

「これって、どういう意味っていうと

自分の意見・考え・気持ち、

これがわかってないと伝えられないですよね。

こうあるべきとかこういう風にした方が良いとか、

そういう社会の目とか周りの目に合わせて

言うこともあるかもしれませんが、

私はそういう風にするべきかもしれないけど、

今の私はこうしたいとか色々あるかもしれません。

そういうのを気づくという上で、

正直にプラス相応しい方法で表現するのは、

なかなか難しいですよね。

どういう向き合い方とか、

そういうのがなかなか難しいと思います。

同時に相手に表現することを待って、受け止めてみる。

ばーっと言われると、相手を抑止してしまったり、

蓋をしてしまったりしたくなるかもしれません。

相手とも落ち着いて向かい合うということです。

それを待って、そういうことなんだと聞いて、

その上で同意するというわけではなく、

理解するということです。」

 

「アサーション」には、

自分自身の見え方や考え方が影響します。

そこで、日頃どのようなものの見方をするかのワークが

行われました。

 

「みなさん、傾向はどうでしょうか。

いいえが多い場合、みなさん苦手かなという分野ですね。

皆さんの中で、こういうこと意外と苦手なのかもしれない。

これは正しいとか、間違っているというよりは、

ちょっと私はこういうこと苦手だったのかもしれないという風に

客観的に自分を振り返って頂くという話で良い悪いはありません。」

 

この日のセミナーは、参加者にとって、

自己表現が出来るようになるための一歩となったようです。