小諸市議会9月定例会が

きょう27日(木)に開会しました。

初日のきょうは、

令和元年年度の決算報告を始め、条例改正案や、

今年度の一般会計補正予算案など

29件が提出されました。

 

きょうの本会議では冒頭、

小泉市長が議会招集の挨拶に立ち、

22日午後に発生した局地的豪雨で

落雷により農作業中の一人が死亡、

一人が重体となったことを受け、

落雷事故の未然防止に努める必要性があると言及しました。

また、新型コロナウイルスの市内の感染状況について触れ、

市民のみなさんには引き続き冷静な対応と

感染予防に努めてほしいとしたうえで、

佐久地域2か所目のPCR検査センターについて

できるだけ早期に設置できるよう努めたいと

述べました。

さらに市長は新型コロナへの対応について

このように述べました。

 

市長

「新型コロナウイルス感染症は注意していても

誰もが感染する可能性がございます。

市民の皆様には感染者や

そのご家族、勤務先、医療従事者などへの差別や偏見、

いじめがおきることのないよう、お願いを申しあげます。

また、市民の命や健康、生活を守るためあらゆる対策を講じ、

一人の市民も取り残すことがないよう、

全力で取り組んでまいりますので、

改めてのご理解をお願いいたします。」

 

また、きょうは、

令和元年年度の決算に関わる行政実績の概要報告が

行なわれました。

 

令和元年年度の決算状況は、

歳入決算額が180億9千807万円で、

前年度比2.8%増。

歳出決算額は172億1607万円で、

前年度比2.4%の増となっています。

一般会計による基金残高は63億2千715万4千円。

前年度と比べて3億7千200万円ほど減額。

市債残高は、190億7463万7千円で、

前年度比3千200万円ほど減額となりました。

 

また、自治体の収入に対し、

借金返済の割合を示す実質公債費比率は、

前年度比0.1ポイント低下の7.9%。

19市では低い方から12番目となっています。

実質公債費比率は18%以上になると

新たな借金をするために国や県の許可が必要になります。

小諸市は概ね良好な財政状況です。

 

小諸市は現在、総合計画の中で財政目標を

基金残高は56億円以上、市債残高を190億円以下、

実質公債費比率を11.5%以下としていますが、

令和元年度は市債残高が目標を超過しています。

これについて市では、

様々な取り組みにより

昨年度より数値は改善してきたものの、

消防庁舎の新築に伴う有利な起債を活用したことにより、

結果的には目標に届かなかったとして、

引き続き目標の達成に向けて

取り組んでいくとしています。

 

なお、今年度の一般会計補正予算案では、

農業人材育成事業や、

去年の台風19号で被災した

笹沢川管理用道路確保のための測量経費、

旧小諸本陣建造物保存修理事業などを盛り込み、

歳入歳出あわせて3億2千万円の増額となっています。

 

補正予算に関しては、新型コロナウイルス対策として、

生活支援や事業者への支援を盛り込んだ予算が

定例会会期中に追加提案される見通しです。

 

9月定例会の会期は、来月29日までの34日間で、

一般質問は代表質問が来月8日(火)

個人質問が9日(水)と10日(木)を予定。

新型コロナ感染予防対策として、

代表質問、個人質問共に

持ち時間を短縮して実施されます。