小諸市のふるさと納税に新たな取り組みです。

このほど県内では初めて

「楽器寄付ふるさと納税」をスタートさせました。

 

「楽器寄付ふるさと納税」とは

使われなくなった楽器を学校や音楽団体などへ

自治体を通じて寄付することで、

寄付楽器の査定価格が税金控除される制度のことです。

「音楽のまちこもろ」として音楽活動を推進している小諸市。

しかし市が楽器に充てている予算は50万円ほどで

市民の要望を満たせていないのが現状です。

そこで小諸市では今月13日(月)から

「楽器寄付ふるさと納税」を導入しました。

この制度を導入する自治体は現在

全部で14と少なく県内では小諸市が唯一となります。

 

小林さん

「小諸市は音楽が街中にあふれる音楽のまちこもろ

というのを目指しておりまして、

県内唯一音楽科のある小諸高校があったり、

市内小中学校の音楽活動も盛んであります。

ただその中で楽器不足というのも一つ問題点がありまして、

それを解消するために

今回楽器寄付ふるさと納税っていうのを始めてみました。

今回は各学校で要望いただいた楽器が

6種類15個というのがあります。

そちらに合う楽器で寄付をいただくって方が

ホームページを通じて申し込みをいただきます。

すると楽器の査定を行いまして、

こちらの方で承認された楽器が

学校の方へ寄付されるという流れになります。

市内小中学校の楽器不足がありますので

今回要望が上がっている楽器を募集しております。

ぜひ寄付したいという方がいらっしゃれば

サイトを見ていただいたり、

市の企画課までお問い合わせいただきたいと思います。

今回要望が出ていない楽器でも

もしかした学校や保育園の方でいただけるもので

あればほしいという要望もあるかもしれませんので

今回の寄付でなくて単純に楽器だけ

寄付をしたいという方がいらっしゃれば

同じように企画課までお問い合わせいただければと思います。

よろしくお願いします。」

 

現在市内8つの小中学校の内、

千曲小学校を除く5つの小学校が

6種類計15個の楽器を募集しています。

今後2つの中学校からも

希望する楽器の申請が届く予定になっています。

 

市では、楽器を寄付することで、

その楽器を大切にしてきた思いを

子どもたちが受け継ぎ

大切に使用してもらうことを目的としています。

なお、このふるさと納税に返礼品はありませんが

楽器を受け取った子どもたちから

お礼のメッセージを送ることなどを

検討しているということです。