放送法第6条の規定に基づき、放送番組の適正を図るため、会社の施設区域内に住所を有する学識経験者の方々に審議委員を委嘱し、審議会を開催して自主放送番組についてご審議いただきました。

 

 

【日時】 平成31年3月14日 木曜日 13時30分~

【場所】 コミュニティテレビこもろ西館 2階会議室

 

【出席者】番組審議委員: 甘利庸子(会社経営)

大塚禎三(歯科医師)

清水隆利(飲食店経営)

田中尚公(小諸市役所総務部長)

山下千鶴子(人権擁護員)      ※50音順

 

 

放送事業者:荻原守 (専務取締役)

後藤理恵(報道制作部部長)

西和成(報道制作部課長)

井部美幸(報道制作部)

【次第】

  1. 開会
  2. ㈱コミュニティテレビこもろ専務 荻原守 挨拶
  3. 議事
  • 前回審議会後の取り組み等について
  • 番組視聴 約30分
  • その他 番組に関する要望・新たな番組に対する提案等

 

  1. 次回開催・番組審議員継続について
  2. 閉会

 

 

 

 

3.議事

(1)前回の審議会後の取り組みについて

後藤
  • 1月から渡辺未来が入社、4月から大卒が3人入社し、キャスター5人態勢になった。
  • カメラマンも12月、1月に2人入社し、3人態勢になった。
  • これから人材育成をして良い番組を作れるようにしたい。
  • 以前もご意見いただいた新人の成長ドキュメント番組を作成中。
  • 社長から高校生に番組を作ってもらう企画の提案がある。高校生に撮影から編集までやってもらう予定。新年度いつから始められるかは未定。
  • 審議会でご提案いただいた小諸ヒストリーのDVD化について、3月に最終回になるので、DVD化も検討しながら、新年度から新たな小諸ヒストリ―の続編も企画していく予定。

(2)自主番組視聴 

緊急報道特番「無投票!小諸市議会議員選挙を振り返る」 (約30分)

山下委員 議員の意識や市民の声が伝わって良かった。特に議員のアンケートは議員の方たちがどのように考えているかわかって、そういう機会がなかなかないのですごく良かった。
清水委員 市民の声が聞こえて良かった。議員の報酬面が一般と比べるのがわかりやすかった。
田中委員 よくまとめられて緊急に特番を組んだというのはすごい。議会の持つ課題は少しずつ市民に伝わったと思う。今後も継続で、19人の新たな議員の方のモットーや取り組みたいことを放送してもらいたい。
大塚委員 すごくレスポンスがいい。タイムリーな番組。ただ、視聴者に訴えることが多くて内容過多で正直見づらかった。少しせわしい感じの内容だった。今回の問題提起の後追いが必要。
甘利委員 特番として組んだのは良い選択だと思った。ある程度経ったら、もう一度、議員さんの公約を振り返り放送してほしい。これができるのはコミュニティテレビだ思いながらVTR見ていた。無投票によって決まった議員の方は自覚がないのではないかと思う。報道として厳しい目を向けていくことが議員を育てていくことになると思う。
山下委員 報酬のことなど知らないことがたくさんあったので価値ある報道だった。
清水委員 後追いの番組に興味がある。自分たちの若い世代は例えば堅苦しいのも嫌で、まず議員さんがどういう方なのか興味持っている。19人に対して一人一人、後藤さんとフリートークで話をするとか、どれだけ小諸のことを考えていて勉強しているのか知りたい。ビフォーアフターで見られたら若者も興味を持つ。

(3)その他 番組に関する要望・新たな番組に対する提案等

田中委員 小学校や子たちのコンサートを本当に楽しみにしている市民がたくさんいる。

会場のキャパシティの関係や交通手段の都合でコンサートに行けない方もいる。教育委員会も新年度ミニコンサートを開催するので記録を残してほしい。音楽のこもろの子どもたちの活躍を街中に広げるときでもあるので、CTKで紹介するような番組を作っていただきたい。

後藤 先日のウィンターコンサートはイベント撮りをして3月2日に放送した。イベント撮影は定期的に撮影させていただいている。ご提案いただいた音楽のまちこもろのミニコンサートも毎月行われるということなので、取り上げたり、イベントも行けなくて放送も見逃してしまった方も多いと思うので、できるだけ放送回数を増やしたりするのも必要だと感じた。
清水委員 小諸市唯一のバスケットチームを作った方がいて、全国大会に出場したり、全国から集めて大会をしているが、その方がCTKにも撮影に来てほしかったと言っていた。孫の活躍を祖父母の方にも見てもらいたいし、スポーツ観戦で元気がもらえるので、そういうのがテレビで見られたら嬉しいという声を聞いた。音楽のまちもそうだが、2020年オリンピックに向けてスポーツにもスポットを当てて、頑張っている若い子たちがいっぱいいると思うので、自分たちもやる気になるスポーツが見られたらいい。
後藤 バスケは去年の5月、6月あたりに、佐久地域の子どもたちの大会があって、試合は通しで撮らせていただいた。何日かに分けて放送し皆さんに喜んでいただけた。
大塚委員 去年は人員の問題もあり、過去の放送が多かった。今後はフレッシュな人材を確保できたから、どんどん街へ出て色んな情報拾ってほしい。
山下委員 CTK NEWS&WIDEの朝の再放送を見ているが、地域密着とはこういいことかと改めて思った。市民は地域のことや歴史や取り組みなどをどのくらい知っているのだろうと思う。伝えるのは行政として行うのは当然のことではあるが、大きな力があるのは報道。
後藤 様々なご意見いただいて、私たちが担っている役割は重要で大きいと改めて感じた。また新たな番組作りを進めていかなければと思った。小諸のまちを知らない人材が入ってきますし、新人から見た新鮮な目線で伝えてもらえるようにしていきたい。
大塚委員 このままだと県議選も無投票になる可能性がある。市民の方もなんとなく閉塞感が出る。未来あるような構成で特番考えていただけばと思う。
甘利委員 偏らないのだけど、私たちが気付いていない問題点をあぶり出していただければありがたい。
荻原 報道という役割を持って今年一年間、少し前向きに員さんの日頃の活動をクローズアップする番組と現在の小諸の現状についてのご意見を伺う番組もやったらどうかなと思う。議員さんも選挙の時だけでなく、毎月緊張感を持っていただけるかなと思った。スポーツの件に関しては、県内にケーブルテレビ局が二十数社あり、その中の視聴率が高い番組に高校野球がある。現在弊社は、小諸高校と小諸商業高校の試合に関してはVTRで放送しているが、今度生放送でお伝えできるようになってくると思う。高校野球だけでなく、県内の高校生の活躍するスポーツ等も、捉えていければいいと思う。

 

4.次回開催について・番組審議員継続について

後藤  次回の開催は8月から9月に予定。任期の切り替え時期ではあったが、引き続きお願いさせていただいた。皆さんお仕事の関係、様々あるかと思うので、ご負担になっているという方がいらっしゃれば、他の方をご紹介していただくような形でもいいし、どなたかさらに声をかけていただいて、審議員さんの人数増やしていただいてもいいと私どもの方では考えている。そのあたりはざっくばらんにご意見いただきたい。
荻原  前回の審議会で非常に活発なご意見をいただいて、その流れを断ち切りたくないので継続でお願いをした。もしご事情等ある場合、個別にご相談いただくという形で継続をさせていただきたい。
甘利委員  皆さんまた継続していただけるようなのでよろしくお願いしたい。推薦や退任等あった場合、個別にご相談を。小諸にひとつしかないテレビ局をなくしてはいけないという気持ちはみんな持っている。どこの職場でも今が正念場。その中で皆さんすごくいい意見を出しながらコミュニティテレビを支え、私たちも支えながら、市民全体が支えられながら、市の行政も支えつつ、頑張っていきましょう。

閉会

1時間25分にわたり審議していただき1455分に閉会。