放送法第6条の規定に基づき、放送番組の適正を図るため、会社の施設区域内に住所を有する学識経験者の方々に審議委員を委嘱し、審議会を開催して自主放送番組についてご審議いただきました。
【日時】 平成29年9月28日 木曜日 13時30分~
【場所】 コミュニティテレビこもろ西館 2階会議室
【出席者】番組審議委員:甘利庸子(会社経営)
大塚禎三(歯科医師)
大塚政弘(小諸市役所総務部長)
清水隆利(飲食店経営)
山下千鶴子(人権擁護員) ※50音順
放送事業者:荻原守 (専務取締役)
後藤理恵(報道制作部課長)
井部美幸(報道制作部)
【次第】
- 開会
- ㈱コミュニティテレビこもろ専務 荻原守 挨拶
- 議事
- 前回審議会後の取り組み等について(新番組紹介)約10分視聴
- 番組視聴 報道特番『動物園のあり方を考える』約30分
- その他 番組に関する要望・新たな番組に対する提案等
- 次回開催について
- 閉会
はじめに、報道制作部課長の後藤が開会の挨拶、続いて専務の荻原が挨拶を述べた。その後議事進行は委員長の甘利庸子さんを議長に行った。議事内容は以下の通り。
3.議事
(1)前回の審議会後の取り組みについて(新番組紹介)約10分視聴
後藤 |
|
新番組視聴後の意見
大塚政弘委員 | 小諸ヒストリー 冊子もよくできていて評判が良く、初めは子ども対象だったがテレビでやることで市民の方によりわかりやすく知ってもらう良い機会。 |
後藤 | 副読本を毎回5人の方に視聴者プレゼントしている。感想と一緒に応募があり反響いただいている。大人の方が興味を持って見ていただいている。 |
山下委員 | よく知らないでいたが、教育長からクイズを出され、「わからない」と言ったら「これを見て下さい」と「KOMORO HISTORY」を渡された。色んな場面で知らないことばかりだなと実感した。楽しく見させていただいた。「みさきなるみのぐる旅」は楽しみに見ている。市内のお店を紹介するのがとてもいいと思う。行ってみたいなという気持ちになる。街中に住んでいながら、どこの店がおいしいか聞かれても答えられないが、おかげさまでいくつか答えられるようになった。 |
清水委員 | 「みさきなるみのぐる旅」は、地産地消がベースになっているので素晴らしい。小諸ヒストリーも何回か見たが20代~40代が知らないことばかり。勉強になるので続けて欲しい。 |
大塚禎三委員 | 副読本のことは知らなかったが、子ども達に深く知ってもらう意味で、学校の教材に適している。これは学校へDVDを送る予定は? |
後藤 | 教育委員会に毎回放送後に、市内の小・中・高校の分のDVDをお届けしている。 |
荻原 | 教育長にもご理解いただいて各学校の教室にテレビを入れていただくようになった。その目的はテレビを活用しての学習。その一つの材料として、小諸ヒストリーも利用していただけるのではないかと思っている。 |
大塚禎三委員 | 「ぐる旅」は色んなお店を紹介してもらって、街の飲食店の活性化につながればと思う。去年あたりからドローンの映像を見るが、非常に綺麗な映像を撮っている。小諸の普段見たことのない景色が見れる。 |
後藤 | NEWSのエンディングには毎回区の空撮を入れるようにしている。小諸ヒストリーや健速などの特番でも上からの映像を使っている。 |
甘利委員 | 良い番組をたくさん作っているなと思った。 |
(2)自主番組視聴 CTK報道特番「動物園のあり方を考える」
2017年6月30日放送
後藤 | 報道特番を年に何回か作るという社長の思いのもと制作している。今から見ていただくのは、小諸市動物園でライオンの事故があったが、その後の小諸市動物園の取り組みというところに焦点を当てて、今後のあり方を考えている。新しい動物園としてのあり方の問題提起をしながら、他市の事例を見ていく番組。 |
―――――――――――――――番組終了後――――――――――――――――――――
甘利委員 | 小さい子はあれぐらいの小さな動物園が調度いい。この中でナイトZOOに行かれた方いらっしゃいますか。ペンギンの流しアジは?遠くからもお客さん来ていて小諸市動物園なかなかいい取り組みをしている。 |
大塚政弘委員 | ハード面から変えようとすると上手くいかないという事例があるが、ソフト面からいかに良くしていくかということを取り上げていた。職員の皆さんが工夫していて、動物園を良くしていこうというスタッフが多い。 |
甘利委員 | スタッフ自身が楽しんでいて雰囲気変わりましたよね。 |
山下委員 | 自分は子どもの頃から動物園が大好き。小学生の頃に子象を触らせてもらった。そういう体験が子どもの記憶に残ると思う。流しアジは素晴らしい。 |
清水委員 | 子どもができて動物園はよく行くが、私は飲食の面でサポートさせていただいている。ムササビお披露目の時に出店したり、11月も予定している。来場者は来るけど食事処がない。その面でサポートできたらいいと思っている。その度にSNSに小諸動物園イイネ!が増えて、流しアジもSNSで広まった。私の妻も県外の友達からメールが来て知ったのでSNS発信はすごく大事。 |
甘利委員 | ナイトZOOに行ったらクレープ屋さんが来ていたが、動物園だけあって2時間ぐらい中にいて何もないと寂しい。 |
大塚政弘委員 | 飲食の雰囲気も良くしてもらいたい。 |
大塚禎三委員 | お話きいて動物園が様変わりしていくのが楽しみ。アットホームで温かな動物園に変わっていってもらいたい。あと、自分の頃は写生大会に行くイメージしかないので、日頃から簡単に行けるイメージがあるといい。 |
清水委員 | 3世代で楽しめるところがなかなかないのでそれを活かしていけたらと思う。 |
大塚禎三委員 | 小諸の街の問題点を上手くピックアップされていると思う。 |
甘利委員 | 今の小諸に合っていてすごくいいタイミングで作り込んでいると思う。あの事故も単なる事故ではなく、皆で応援しようという作り方になっていくのでとてもいい取り上げ方をしている。 |
山下委員 | 頑張っている職員に光を当てて伝えていくのが大事。食の関係では、ちょっとお茶したいと思っても意外とお店がない。移動販売車はすごくいい。 |
後藤 | ライオンの事故はあったが、良い形で動物園が変わっていった。 |
大塚政弘委員 | 変わっていくというのも放送を通して伝えていくということは、市民の皆さんが、そうなんだ自分たちも何かできないかということに繋がっていく。 |
甘利委員 | CTKがそういうところに光を当てて取り上げていくことが、相乗効果になると思う。 |
荻原専務 | もともと社長はこの会社を作るにあたり、こういう番組を作りたかった。設立した頃は若くて偉そうなことは言えないけれども、なんとか小諸の街を活性化させようとすることをずっと考えて発信したいという事で会社を作った。目的であるこういう番組は年2回ぐらい作っていこうという気持ちがある。皆さま方からもこういう番組どうだろうかというような番組がありましたら、制作部に一報いただきたいと思います。半年、一年かけて練って作っていこうと思います。 |
(3)CTKの番組に対するご意見・ご感想・提言
大塚禎三委員 | 子ども達の環境についての番組を希望。学校再編の公開討論会があるが、今年に入り、各学校の代表による委員会が立ち上がりモデル校の視察に行ったりしている。子どもたちが置かれている環境が劇的に変わる。そこを少しでも問題提起してもらいたい。 |
清水委員 | 子どもたちがどういう環境で育つのか。あと、産婦人科について興味が出てきた。厚生病院も変わるし話を聞きたい。「みさきなるみのぐる旅」はどんどんやってほしい。以前やっていた料理番組はなくなったのか。 |
後藤 | 今は休憩中。ディレクターをやっていた菅野が帯でラジオ番組をやっているので、時期をみてまたやりたいとは思っている。 |
清水委員 | 郷土料理を残したいと思っていて、地産地消でできるものを紹介してほしい。 |
大塚政弘委員 | 色んな分野で頑張っていらっしゃる市民の方いらっしゃるので、飲食店や農業などにスポットライトを当ててもらい、こういう努力をしているというのを取り上げていただければ。8月の特番「市民まつりについて考える」がとても良かった。市民まつりを変えようとしていることが伝わってきた。 |
後藤 | 8月の特番は見逃している方もいらっしゃるかと思い10月1日にも放送させていただく。 |
山下委員 | 特番とてもいいと思う。子どもが少なくなっているのは全国の問題だが、子どもたちに光を当てる。子どもたちの要望に応えられるような場所や状況が生まれてくればいいと思う。 |
清水委員 | 渡辺作意商店のCMがすごく面白いと思う。こういうのをどんどんやったらいいと思う。あれは誰が作ったのか。 |
後藤 | あれは商工会議所の「旬鮮情報」の中で、渡辺作意商店さんが考えてくださった。 |
清水委員 | 商工会議所に所属していなくても、1本いくらで作れますよともっていけばもっといい。制作面素晴らしい技術を持っているので、あたたかいCMをどんどん作っていってほしい。 |
甘利委員 | テレビとは離れるが、事業の一つに、子どもの七五三などやレセプションを動画で撮るなど一つの部門ですればいいのに。 |
山下委員 | 今、佐久の視聴覚ライブラリーの委員になっていて、教材制作部会で教材を作る。CTKに入っているとこんなに得をするとかあれば加入者増える。 |
甘利委員 | 企業のPRビデオや、企業の就職説明会用の動画作成の要望があると思う。 |
荻原 | 弊社の若いスタッフは前向きに色々発想があるがその発想を出してもらいやすい環境を作りたい。テレビの視聴だけの収入ということだけではこれからの時代において問題なので。 |
甘利委員 | うちのホームページをコミュニティで作ってもらっていて、CMも作って頂いていて、いいのを作っている。流しているCMをホームページに自動的の載せるとなると、じゃあホームページもお願いとなるのではないか。 |
山下委員 | 朝テレビを見ていておやっと思ったのですが、「今日」のことを案内するが、それが何日か。昨日のことを「今日」と言っていた。再放送とわかっているが。 |
荻原 | その辺も絡めてお聞きしたのですが、皆さんは弊社の番組を何時の時間帯で見ていることが多いのか。最初の18:30だけだと、当然見られない方もいるのでリピートをかけている。翌日もリピートをかけて見て頂くということをやっている。 |
大塚禎三委員 | 帰るのが遅いので11:00か12:00ぐらい。確かに見れなくて朝方見るときもある。 |
清水委員 | なるべく18:30からの本放送で見るようにしている。その前は仕込みをしながらテレビを見ている。お客さんが来ると見られなくなるので、遅い時間にあるのはありがたい。 |
大塚政弘委員 | 遅い時間になってしまう。 |
山下委員 | 録画している。 |
甘利委員 | 今の時間に合わせて下さって慣れているのかもしれない。 |
山下委員 | 取材の依頼する方がたくさんいらっしゃると思いますが、それはウェルカムか。 |
後藤 | もちろんウェルカム。どうしても前もって入っている予定があって、急なものには応えられない場合もあるが、少し余裕を持って依頼いただいていれば、できるだけ加入者の方からの要望や依頼には応えていきたい。 |
山下委員 | コミュニティのカメラが来るのはすごくインパクトがある。 |
荻原 | 取材依頼があるということは、私どもの仕事の評価になっているので、それをいただけないというのは会社としてまずいこと。 |
山下委員 | 文化センターでいくつもの講座があるが、取材していだたくと受講者の人数がぐんと増える。周知されるためにはすごく力のあるメディア。 |
大塚禎三委員 | スポンサー募集の告知をしていない印象ですがそういうところはどのような感じなのか。 |
後藤 | そちらの方の営業努力は及んでいない。 |
大塚禎三委員 | 10年前のニュースを見ているとスポンサーがほぼほぼ変わっていない。 |
荻原 | 取材依頼があるということは、私どもの仕事の評価になっているので、それをいただけないというのは会社としてまずいこと。 |
山下委員 | 文化センターでいくつもの講座があるが、取材していだたくと受講者の人数がぐんと増える。周知されるためにはすごく力のあるメディア。 |
大塚禎三委員 | スポンサー募集の告知をしていない印象ですがそういうところはどのような感じなのか。 |
後藤 | そちらの方の営業努力は及んでいない。 |
大塚禎三委員 | 10年前のニュースを見ているとスポンサーがほぼほぼ変わっていない。 |
荻原 | 加入者の方にできるだけ多くの情報を提供したい。紙媒体を充実できればという気持ちがある。それには企業さんの協力をいただいた上で紙面を増やして細かな情報を発信していきたい。番組もCMを取り入れ、民放のCMみたいではなく、地元に根付いたような形の手作り感のあるCMを。CMそのものを見たいという加入者も出てくるかもしれない。清水委員がおっしゃっていたのが一つのヒント。うちの方から提案して企業さんに営業をかけるということもこれからしていけたらと思う。 |
後藤 | お褒めの言葉をたくさんいただいたが、改善点があれば。 |
清水委員 | 以前やっていた番組をやってほしい。若い社員のアイデアを活かし市民も参加できるような番組を。 |
大塚禎三委員 | 努力されているのがわかるので審議会の意味がある。ただ、時間がなくてじっくり見られない。 |
甘利委員 | みんなからたくさん意見が出て、それが反映されていく会はそんなにない。 |
清水委員 | 今CTKがやっていることは素晴らしいこと。逆にCTKを掘り下げて、なぜCTKができたのか自分たちのドキュメントを作ったらどうか。皆興味がわくのではないか。 |
甘利委員 | 番組の裏側等やNG集も見られたら面白そう。開局30周年記念でやってほしい。 |
清水委員 | 番組がどういう形できあがってくるのかわかるような番組いいと思う。 |
次回開催について
平成30年2月下旬に予定。
5,閉会
1時間50分にわたり審議していただき15時20分に閉会。