小諸市では、4年前から、

食を通じて世代を超えた交流を図り、

地域の子どもたちの居場所を作ろうと、

有志による実行委員会が中心になって、

「こども食堂」という取り組みを行っています。

50回目の節目となった今回のこども食堂も、

新型コロナウイルスの感染拡大により

弁当をテイクアウトで提供しました。

 

森リポート

「相生会館に来ています。

こども食堂では、新型コロナウイルス感染防止のため、

3月から弁当のテイクアウトという形で実施しています。

きょうもこちらにはすでに

弁当を受け取りに訪れた親子連れの姿が見受けられます。」

 

 

先月開催されたこども食堂は

相生町商店街にある『はらだ』の協力の下、

チキンライスや小諸産の人参を使った

サラダなどが入った弁当が提供されました。

 

今回は同じく相生町商店街内に店を構える

居酒屋ちゃんちきとコラボ弁当を作りました。

 

その弁当がこちら。

この日は18組69人分の弁当が作られました。

 

小林さん

「(今回も豪華なお弁当ですね。

メインの焼きそばはどなたが作られたんでしょうか?)

駅前のちゃんちきさんにこういう状況ですので

営業の応援というような形も含めて作っていただきました。

(素敵ですよね。毎回コラボ弁当)

そうですね。前回原田さん、今回ちゃんちきさんということで

いろんな視点でやらせていただいております。

(こちらのかわいい巾着は中に何が入っているのでしょうか?)

しいたけとかにんじんとかたまねぎとかが入っていて

こちらの方のスタッフが時間を朝からかけて

丁寧に作らせていただきました。

(野菜たっぷりのポテトサラダ、

巾着と焼きそば、大変栄養も

たっぷりボリューム満点ですね。)

そうですね。さっき試食したんですけど

ものすごくおいしいです。

(しばらくはこのような

テイクアウトという形で実施される予定ですか?)

4月からこれやってるんですけど

5月、そして状況良くはなってきているけど

まだまだしっかり対応しなきゃいけないって意味で

6月もこのコラボ弁当の予定です。

また7月以降は状況見てってことですかね。

(またこのように飲食店さんとコラボしていただく形で)

そうですね。まだ決まってないですけど

ぜひこの地元の飲食店さんとコラボして

一緒にやりたいと思っています。

(ありがとうございました)」

今回で50回目の節目となった「こども食堂」。

訪れた人たちには記念品として、

相生町商店街にある

シフォンケーキ専門店MeMeの

いちごシフォンケーキの他、

市内にある「信州ほしの」提供の小諸そばや

東御の花岡のくるみ菓子がプレゼントされました。

その他にもホクト株式会社からは「しいたけ」、

マルコメ株式会社からはみそが寄付され弁当と一緒に

渡されました。

 

千野さん

「今回も見ての通りお弁当という

スタイルになっちゃったんだけど、

本来のこども食堂はここの相生会館が中心だけど

他の場所でもみんな子どもが集まる、

あるいはお年寄りも来て食事会を

わいわいがやがや3世代で交流するのが

本来のことなんですけれど、

早くこれが終息してコロナ後には

元通りの子ども食堂にしたいと思ってますけど、

まず何しろお礼を言わなきゃならないのは

今回50回まで迎えるにあたってね、

まずスタッフの方にお礼を言いたいなって思ってるし、

この相生会館を使わせていただいているし、

相生区の方にも感謝したいと思ってるし、

それから今日ご寄付を50回記念ということで

毎回もそうなんですけれどね、

だいたい5,6件の方からそれぞれ食材とか

あるいはお金を頂いて成り立っているということも

非常に感謝しています。

今回50回目の記念でこれをホクトさんから

これが一人18家族これだけいただいたってことが

私もびっくりであと星野さんからおそばね。

それから東御の花岡さんところからお菓子をいただいて、

マルコメさんからおみそもいただいています。

毎回いろんな方から応援をしていただいて

こども食堂って50回きたのかなと思っています。

ありがとうございます。

最初にねこども食堂は平成28年の2月から始めて、

途中台風で1回だけ中止したんですよね。

でも月1回というペースでずっとやってきました。

最初にこれを立ち上げる時に

お金をもらったんだけど助成金の時に、

質問されたんですよ、いつまで続けますかって言われて。

私もいつまでだかわかんないけど

100回まではって言っちゃたんですよ。

今でも50回きて、次の目標は70回かな。

そのあとは80、90、100っていくといいかなって思ってるけど

我々も10年歳をとるわけですよね。

スタッフの方は若い方がね

1人か2人だけども入ってきていただいて

ぜひ支えていただきたいなと。

このこども食堂が支えてくれる方が

大勢もっと増えていただければ

続けられるのかなと思っていますね。

参加してる子どもたちの年齢も上がってくるわけですよね。

1年生が6年生になっているわけじゃないですか。

こどもたちの顔ぶれも変わってくるんですよ。

私が一番期待しているのは

10年の間にこのこども食堂に

参加した子が高校生大学生になってくるんですよ。

10年後はその人たちが次の担い手として

参加してくれればそれがありがたいし夢だなと思って

そうするとすごい輪が広がって続いていくと思っているんです。

ぜひそれを期待しています。」