市内宮沢に住む

清水信さんが経営する「さくさく農園」では、

野菜の栽培を体験しながら、

一定の収穫量を保証する野菜作りができる取り組みを

始めました。

現在、オーナーとなる参加者を募集しています。

 

市内宮沢に住む清水信さんは、

父、紀久夫さんの後継として

7年前から本格的に米作りに取り組むようになり、

現在、「さくさく農園」の代表を務めています。

安全・安心を消費者に届けるため、

有機質の肥料を使うなど、

土づくりからこだわって米を生産。

平成30年には、清水さんが作った米が

「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で

金賞を受賞しています。

今回企画された野菜作り

オーナー制度「さくさくの会」は、

トマトやパプリカの栽培体験を行い、

一定量の野菜が収穫できるというものです。

野菜作りを通して野菜の旬を知ってもらうことや、

野菜作りのノウハウを覚え家庭菜園に生かしてもらうこと

などをねらいとしています。

清水さんは6年ほど前から、

粘土質のこの地に適した野菜を作ろうと、

トマトとパプリカの栽培をしてきました。

しかし、清水さんがもともと所有していた農業用ハウスは、

去年の東日本台風の洪水で被災。

今回野菜作りを行う300平方メートルのハウスは、

代替地で災害支援も受けて復興したものです。

 

今回の「野菜作り オーナー制度」では

「多くの人の支えでここまで来られたこと」への

感謝の意味も込めているという清水さん。

この日は、市内外から集まった参加者ら14人と共に、

いきいきとトマトの植付け作業を行っていました。

 

参加費は1家族2千円で、募集範囲は東信一帯。

収穫は7月下旬頃になる見込みで、

参加者はトマトとパプリカそれぞれ2キロほどを収穫できます。希望すれば、トマトやパプリカの代わりに、

さくさく農園で生産している米や白土ばれいしょ、

菜種油など2000円相当をもらうことも可能です。

 

清水さん

「去年の10月ですね、台風19号でハウスが被災して、

ことしの3月までに工事をしてパイプハウス竣工という形で、

私だけじゃなくて他のみなさんの

ご協力があって再建できまして、

本当に感謝しておるところであります。

感謝の気持ちと完成して

元気でやっていますというところもですね、

お伝えできればと思います。

こういう取り組みを通じてですね、

また収穫のほうも来ていただいて、

来ていただいた方に笑顔になっていただいたり、

元気になっていただければ。

もちろん私どもも元気いただけますので、

非常にありがたいと思っておりますので、

また、よろしくお願いいたします。」