新型コロナウイルスの感染拡大を受け、

緊急事態宣言が今月31日までに延長されました。

小諸市の小中学校も

今月末まで臨時休業の措置が取られることになり、

きのう7日(木)からは分散型登校が始まっています。

 

小諸市では、

子どもたちの命と健康をまもりながら

学習を保障しようと、

小諸市教育委員会の指示のもと、市内の小中学校で

今月7日(木)から今月29日(金)までの日程で、

分散型登校が始まりました。

 

市内の各小学校では、

学区全体を地域別にA・Bの二班に分け、

分散型登校を行っています。

クラスのおよそ半数の児童が登校し

少人数の授業とすることで

「三密」を避けるねらいや、

地域別に班分けすることで、

集団で安全に登下校ができるというねらいがあります。

小学校ごとに、授業時間や登校日を決め実施しています。

 

坂の上小学校では、

Aグループが月曜・木曜に、

Bグループが火曜・金曜に登校し、

全学年1時間目から5時間目まで授業を行います。

 

学校では、感染防止対策を徹底。

坂の上小学校では、一列ずつ間隔を空けて着席し、

机を向い合せではなく、黒板向きに配置。

グループでの向かい合わせになる活動は控えています。

また、常に窓を開けて換気を実施。

清掃時、給食時、外から戻った後は、

手洗いや消毒を徹底しています。

さらに、登下校時を含む、

学校生活すべてにおいてマスクを着用しています。

 

学習面については、

学校での授業と家庭学習の両輪で授業を展開。

坂の上小学校では、

4月に予定されていた内容から授業を始めています。

教師の指導に合わせ

クラスメイトと考えを共有する時間も設けました。

家庭では練習問題などを解き学習内容の定着を図ります。

 

坂の上小学校6年の子どもたちは、

久しぶりの授業を心待ちにしていた様子で、

積極的に質問をしたり、

クラスメイトの考えを真剣な表情で聞いたりしていました。

 

児童

「久しぶりにこういう大勢の人で

勉強したりして、とても楽しいです。」

「分散登校が始まって半分ぐらいしか会えないけど、

楽しく勉強したいなと思っています。」

「長い間学校がなくて、友達に会えなかったから、

久しぶりに学校に来れて楽しいし、

友達とも会えてたくさん遊べたからよかったです。」

「家にいてもあまりやることがなくて

ひましていたので、とても楽しいです。

感染が広がらないようにしっかりと

予防して楽しんでいきたいと思います。」

 

6年2組担任 小林先生

「久しぶりの学校で、友達に久しぶりに会えて、

楽しそうにしている様子が見られます。

今までは、グループ学習をメインでやってきたんですけど、

今ちょっとなかなか向かい合って

話し合ったりっていうことを控えているので、

前を向いた状態で学習しているので、

その中で子どもが楽しんで

学習できるような工夫をしていきたいな

っていう風に思っています。

学校で勉強するの、

友達と一緒に勉強するのって楽しいな

って思えるような授業を

していけるように頑張りたいなと思います。」

 

市内の各小学校では、授業の遅れを取り戻すために、

内容の濃い授業を通して子どもたちの学習を

保障していきたいとしています。

 

中野教頭

「授業としては通常の授業を

出来る限り行いたいと思います。

どんどんどんどん進めてしまいますと、

子どもたちも休みが

長かったということがありますので、

子どもたちの負担も考えつつ、

しかし、学習もしっかり定着するように

進めていきたいと思います。

そのためには、授業と一緒に、

家庭での学習課題も授業とリンクして

出していきたいと考えております。

友とのかかわりを大事にして、

そして学校でしか学べないような学びが

できるといいと思います。

友といろいろ会話をしたり、

対話をする中で、

授業が生まれてくると思いますので、

そういうような時間を大切にしていって

もらいたいと思いますし、

そのように、学校でも

努力していきたいと思っております。」