小諸市では、4年前から、

食を通じて世代を超えた交流を図り、

地域の子どもたちの居場所を作ろうと、

有志による実行委員会が中心になって、

「こども食堂」という取り組みを行っています。

今月のこども食堂は、

新型コロナウイルスの感染拡大により

弁当をテイクアウトで提供しました。

 

こども食堂では、

新型コロナウイルス感染症拡大を受け、

先月から弁当のテイクアウトという形で実施しています。

緊急事態宣言が全国に拡大されたことにより

一時は実施することも困難となったという

今回のこども食堂。

しかし、弁当はすでに59人の予約があり、

何とか提供できないかと

スタッフが相生町商店街の飲食店に

協力を求めました。

今回、その呼びかけに応じたのが、

相生町商店街にある『はらだ』です。

米と肉はこども食堂から、

それ以外の食品を『はらだ』が調達し

チキンライスやサラダを作りました。

また、弁当の盛り付けや

フルーツヨーグルトを

こども食堂のスタッフと商店街の有志が担当。

こども食堂と商店街のメンバーによるコラボ弁当となりました。

 

さらに今回は手作りの弁当に加え

NPOホットライン信州から寄付された

お菓子やアイスクリームも添えられ、

子どもたちには無料で、

大人には200円で提供されました。

 

原田由美子さん

「支援が必要な子どもさんもいますし、

コロナウイルスで外に出ることも

ままならない状態ということなので

お声かけいただいたのでぜひ協力したいと思いました。

小諸産の3色の人参を使ったサラダにしました。

こんな感じで紫色と黄色とオレンジ色の人参なんですけれど、

それを子どもさんアクが強いと食べにくいので

よく水でさらして食べやすくしてあります。

この中に小諸で採れたくるみをぜひ食べてほしくて。

ちょっと食感があっておいしいと思います。

 

(これからも飲食店さんに

協力を仰いでいきたいと

代表の方がおっしゃっていましたが、

同じ飲食店として何か呼びかけをお願いします。)

 

たくさんのお手伝いというと

ハードルが上がるとおもうんですけど、

皆さんお手伝いの方がたくさんいらっしゃるので

私たちの方も相談を応じるので

ぜひ参加してほしいと思います。

 

親子

「妻が予約してくれて取りにきました。

素晴らしいと思います。すごく助かります。」

 

 

今回協力した飲食店には、こども食堂の資金から

謝礼が支払われました。

こども食堂では今後、さらに多くの飲食店に呼び掛け、

開催を月1回だけでなく、

回数を増やしていきたいとしています。

 

代表

「十分手ごたえあったと思います。

飲食店の皆さんに今回初めて協力いただいたんだけども

はらださんですけれども。

ほかの飲食店の皆さんにもぜひコラボで、

コラボ食堂をやりたいなって

これがきっかけで私もこういうのは

今まで自前でやってたんだけど、

やっぱり今、飲食店が休業になったりして

多少でもお弁当注文っていうか

食材を作って料理を作っていただくことによって、

もちろんお金を払えなきゃいけないんですけれども、

その仕組みを今回初めてだけど

今後もっと広めていって

月1回今までやってたけど、週一くらいは。

でもっと飲食店の皆さんが大勢来れば

極端に言えば毎日だって可能になるかなと思います。

一番問題なのは財源。飲食店の皆さんに

ボランティアというわけには広がらないから

こども食堂も寄付でやってるんですけれど、

その寄付がより集まると飲食店にも支払いができる。

これから10万円の給付金をそういう活動にも

ぜひ寄付したいっていう意向の方がいれば

その寄付をいただく方がいたら

受け皿として私たちがありますよと

伝えたいなと思っています。」