国土交通省が登録する「日本風景街道」の関東ブロックで、

優れた取り組みを行ったルートを表彰する

年間優秀活動賞の観光振興への寄与部門に

平成30年度、

長野県と群馬県の2県6市町村にまたがり

浅間山麓を一周する街道、

「浅間ロングトレイル」が選ばれました。

これを受けて、17日(月)

市役所で表彰状伝達式が行われました。

この日は、NPO法人浅間山麓国際自然学校の

市村憲一代表理事ら事務局メンバーが市役所を訪れました。

「浅間ロングトレイル」が参加している日本風景街道とは、

国土交通省と地域団体が協力して

地域資源を生かした美しい風景の形成や

それに伴う地域活性化を目指す

取り組みです。

平成19年度に登録が始まってから現在までに

全国で143ルート、

関東管内では21ルートが登録されています。

今回、関東優秀活動賞に選ばれた浅間ロングトレイルは、

国道18号や1000メートル林道、

それにチェリーパークラインなどからなり、

長野県と群馬県の2県6市町村にまたがって

浅間山麓を一周するルートです。

「浅間ロングトレイル」のルート整備の事務局を務め、

10年以上に渡って、

長野県と群馬県の2県6市町村の行政や関係団体と協力して

ルートづくりを進めてきたのが浅間山麓国際自然学校。

今回の受賞理由となった「アサマスタークロスウォーク」の

実行委員会も務めています。

「アサマスタークロスウォーク」は、

標高2千メートルならではの夜景、

そして豊かな自然の普段見られない

夜の姿を楽しんでもらうため、

2005年から毎年夏に開催しているイベント。

夕方に小諸駅前の大手門公園を出発して、

アサマ2000パークを通り、嬬恋村のつつじの湯まで

浅間ロングトレイルの全長31キロのコースを歩きます。

リピーターも多く、

毎年全国各地から千人近い参加者が集まります。

去年は浅間山の小規模噴火が起こり

中止となってしまいましたが、

地域の魅力を広めるイベントを

毎年継続して開催していることや、

地域商店街などへ経済効果をもたらしていることなどが

評価され、

平成30年度「観光振興への寄与部門」で

受賞することが決まりました。

受賞が決まったのは去年9月でしたが、

台風19号の対応のため伝達式の開催が遅れ、

この時期の開催となりました。

受賞した浅間山麓国際自然学校の校長を務める

山岸喜昭さんは、

「毎年大勢の皆さんに

イベント運営を協力していただけた結果だ」と

感謝を述べていました。

浅間山麓国際自然学校では、

引き続きイベント内容を充実させるなど、

浅間ロングトレイルのより一層の発展を

目指していきたいとしています。

 

校長

「このイベントも全国各地から見えていまして、

年配の方から小学生まで、

大勢の皆さんが参加してくれるということで、

本当にいいイベントになったと思います。

地域の皆さんの協力がないと

できないものですから、

今まで小諸市さん、嬬恋村さん、

いろんなボランティアの皆さん、

商店街の皆さん、スキー学校の皆さん、

自然学校のインタープリターの皆さん、

ガイド協会の皆さん、

大勢に協力していただいてできるので、

また皆さんと連携の中で

さらに発展していければいいなと思っています。」