在来の生態系に害を及ぼす可能性があるとして

特定外来生物に指定されている植物、アレチウリの駆除が

6日(日)、懐古園で行われました。

この日は、市の職員や商工会議所職員、市内企業の社員など

およそ30人が集まりました。

はじめに、懐古園の動植物調査を行っている

株式会社浅間自然環境事務所の

平田聡子さんが

特定外来生物、アレチウリを紹介。

駆除するには、種をつける前のこの時期に、

根から抜き取る必要があると説明しました。

集まった人たちは、

懐古園西側の斜面林に群生する

アレチウリの駆除に取り組みました。

「アレチウリ」は、北米原産のウリ科の植物。

繁殖力が非常に強く、

水辺から日の当たるところに伸びていって

長いものは10メートル以上に成長します。

他の植物を覆って枯らしてしまい、

生態系に悪影響を及ぼすことから

「特定外来生物」に指定されています。

地面を覆うように一面に生えるアレチウリを、

参加者たちは根気強く引き抜いていきました。

 

参加者

「こんなに群生していると思わなかったので、

結構皆さんでやりがいはあるなという感じですね。」

「何年か前からアレチウリの駆除は

色々とボランティア活動でやらせて頂いてて、

民間企業問わずいろんな方が協力して小諸の里山を守るという意味でも

協力の輪が広がっていけばいいかなという風に思います。」

 

平田さん

「去年の植物調査をしたときに大変たくさん繁茂していたので、

年々ひどくなっている状況です。」

「小諸全域にアレチウリはたくさんあるので、

特に川沿いとか田んぼのあぜとかにひどいので、

見つけ次第抜いてもらうっていうのが大事だなと思います。」

 

市と商工会議所では、先月にも一度

アレチウリの駆除に取り組んでいます。

アレチウリをはじめとする特定外来生物を減らすために、

今後も定期的に

駆除活動を行っていかなければならないということです。