小諸市が

相生町のツルヤ小諸店跡地を中心としたエリアで

整備を進めている

福祉、商業施設を含めた複合型中心拠点誘導施設。

市は先月21日、基本設計を公表し、

完成が来年末の予定からずれ込み、

再来年8月になる見通しを示しました。

これを受け、施設が整備される地元相生町では、

小諸市との緊急合同会議を開催。

区民や商店街関係者が集まり、

市から設計方針や事業計画についての説明を受けました。

 

この日の会議は、

当初の予定より完成見通しがずれこんだことから、

地元相生町として、遅れた理由や、

状況を把握しておくために、緊急に開かれたものです。

この日は、区民らおよそ40人と

市の担当課の課長や係長らが出席。

基本設計を示す施設の模型などを活用しながら、

担当係長が施設の概要や配置などについて説明しました。

複合施設は相生町のツルヤ小諸店跡地を中心としたエリアで

整備が進められるものです。

敷地面積はおよそ5200平方メートル。

地上3階建てで、延べ床面積は

およそ8074平方メートルになる予定です。

1階には福祉施設として、

多世代交流スペースやボランティアセンター、

ファミリーサポートセンターの他、

愛のりくんコールセンターや公共駐車場が。

2階には、国道側に高齢者福祉施設。

市役所側にスーパーツルヤが入ります。

3階は病児病後児保育施設を配置。

駐車台数は全部で110台です。

建築工事は来年度から始まる予定で、

市は、再来年8月までに工事が完了するよう

進めるとの見通しを示しています。

これにより、スーパー「ツルヤ」の開業は再来年の10月。

それ以外の部分は9月頃の開業の見通しとしています。

当初、来年末の開業を予定していましたが、

関係者との協議や設計、

建設予定地の建物の解体の遅れ、

それに鉄鋼の不足などで

遅れが生じたと言うことです。

 

説明を受けた区民からはこんな声がー。

 

「中心市街地の機能が生かしきれていないというところで、

各お店が疲弊しているところが多々あるんですね。

できれば、16か月のところ、

何かと努力して12か月に前倒しできればいいなと思いますし、

自分たちもただ待っているだけじゃなくて

何かしらのアクションは起こしていきたいと思いますので、

それに関してもご協力いただければと思います。

できれば竣工を早くしていただければと思っております。」

 

「本当に待っているんです。

一日千秋という思いで早くにスーパーできていただかないと

住んでいる者ものですけど、

消費者やお年寄りが

『私できるまでに死んじゃうんじゃないか』と言われています。

待っている状況というのが大変なんです。」

 

これに対して市側は、工期に遅れが生じないよう

努力するとして理解を求めました。

「工法とか有利ななるべく時間を短縮するとか良い方法を取り入れながら、

なるべく早く使ってもらえるように努力はしていきたい。」

 

この日は他にも様々な意見が出されました。

相生区では地元区として複合施設の建設に

協力をしていきたいとしています。