高峰高原などの浅間山麓での

高地トレーニングを推進する

「小諸市エリア高地トレーニング推進協議会」による

スポーツ交流事業がこのほど行われ、

トライアスロンの第一人者・上田藍選手が

美南ガ丘小学校で講演を行いました。

全校児童を集めた「朝の活動」で行われた交流事業。

鈴木雅幸校長を中心に3人の教諭が

トライアスロン競技に必要な、

水泳、自転車、マラソンの

3競技の練習に励む様子を熱演し

上田藍選手を迎えました。

この事業は小諸市エリア高地トレーニング推進協議会が、

トップアスリートとの交流を通じて、

市内の子どもたちに、

アスリートの技術や経験、人間的魅力を

体感してもらおうと

今回初めて企画したものです。

第一弾として、トライアスロン競技の第一人者

上田藍選手が、

美南ガ丘小学校を訪問。

子どもたちを前に講演しました。

オリンピックで行われるトライアスロンは、

水泳1.5キロメートル、自転車40キロメートル、

長距離走10キロメートルの順で行い、

その着順で競う競技です。

上田選手は、京都府出身の現在35歳。

3歳で水泳を始め、

中学時代は競泳選手として活躍しながら、

駅伝大会にも出場。

高校では陸上選手として活躍し、

高校卒業時にトライアスロンに転向しました。

オリンピックには3大会連続で出場。

日本国内の大会での優勝はもちろん、

世界選手権やワールドカップなどでも表彰台に乗るなど、

世界を舞台に活躍し続けています。

3年前から高峰高原に滞在し、

来年の東京オリンピック出場を目指して、

トレーニングを積んでいる上田選手。

小諸市内のスポーツクラブで水泳をし、

更には市街地から高峰高原までの自転車でのトレーニングや

標高2000メートルの林道でのランニングなどを

集中的に行っています。

子どもたちから、

小諸市での高地トレーニングについて

質問を受けた上田選手は、

「標高の高いところで走ったりすることで、競技力が上がる。

この環境は小諸市にしかないもので、

私が大好きなところです。」などと話しました。

更に、トライアスロンの選手になったきっかけを聞かれた

上田選手は

子どもたちにこう話しました。

「みなさんも楽しいなと思うことには

とことんいろんなことにチャレンジしてほしいと思います。

私は水泳やったり、バレーやったり、お絵かき教室に通ったり、

走ったり、いろんなことがある中でトライアスロンに巡りあいました。み

なさんもこれからいろいろなものに巡りあうと思うので、

とことんいろんなことに夢中になって

その先それがこういう職業になったり、

プロ選手になったりということにつながると思うので、

楽しいなと思うことは何だろうということを

知ることから始めていってほしいなと思います。」

最後には、子どもたちから、

上田選手への応援の気持ちを込めて、合唱が披露され、

上田選手は感動した様子で子どもたちの歌声に

聴き入っていました。

この日、上田選手からは、

上田選手自身がイラストを描いたカレンダーが

一人一人にプレゼントされたほか、

学校へサイン色紙も贈られました。

初の企画となったスポーツ交流事業。

子どもたちにとっては、世界で活躍するトップアスリートの話を

直に聞くことができる

貴重な機会となったようです。

 

「これからもどんどんいろんなことに挑戦していきたいです。」

「来年の東京オリンピックに出られるように

これからもトレーニングを頑張ってほしいです。」

「僕も上田選手のように水泳のタイムとかを速くしたいです。」

「上田選手が3歳から水泳をやっているとか知らなくて

トライアスロンに高2で目指していたのがすごいと思いました。」