市役所の広報紙「広報こもろ」の去年の10月号が、

先月行われた長野県市町村広報コンクールで、

総合1位に輝きました。

小諸市では初の快挙となります。

今回、長野県市町村広報コンクールで、

総合1位を受賞したのは、

去年10月に発行した、「広報こもろ」です。

 

「一瞬が一生を左右する」

というキャッチコピーが目を引く表紙。

中をめくると、全40ページのうち、

9ページに渡って交通安全を特集。

事故に遭った人の声や、

交通安全協会会長、

小諸警察署交通課長へのインタビュー、

子どもの下校を見守るボランティアの取り組みなどを

載せています。

他にも、レスリングの世界選手権に出場した、

小諸出身の小柳和也選手の紹介記事をはじめ、

市の「協働」の形を面白く伝える四コマ漫画など、

読む人を楽しませる工夫もされています。

 

審査員からは、主に特集記事について、

▼「事故当事者」と「通学する子どもたち」との対比など、

構成がうまく、非常にメッセージ性が高い。

▼写真の使い方、クオリティが高い。

▼表紙から特集記事にかけて一連の流れが完成している。

と高い評価を受け、

14市が応募した「広報紙部門」の市の部で、

最優秀賞を受賞。

県内30市町村から寄せられた93作品の中から、

総合1位に選ばれました。

受賞した「広報こもろ」を担当する高野慎吾さんは、

広報に携わってことしで4年。

3年前には「広報写真部門」で最優秀賞を受賞していますが、

「広報紙部門」での受賞は初めてです。

 

高野さん

「広報これで4年目を担当させてもらっている中なんですけど、

過去3年間賞は別の部門では取っているんですけれども、

広報紙部門で最高賞を頂けたということは

本当に素直にうれしいことです。」

「広報紙作る1か月前位に市内で事故があって、

それがちょっと重たい事故で、

すぐ僕の耳にも入ってくるような事故だったんですけれども、

市内でそういう事故が起きるというのは

本当に良くないことであって、

事故というのは防げることなんですよね。

なのでそういった事故を減らすだとか、

無くしていくということに対して

広報で何かできることはないかなということを考えた時に

特集を組んでですね、

交通事故を減らすということの取り組みの

一環にしようと思って記事にしました。」

「今回の特集に限っては、

メッセージ性を強くしないと特集を組んだ目的という部分が

達成されないと思っていましたので、

その部分が審査員のみなさんにも伝わったという部分では、

いい特集になったのかなと思っています。」

 

広報こもろの担当に携わる中で高野さんは、

おととし6月から、広報紙のリニューアルを図り、

カラーページや特集を増やすなど、

紙面の充実に務めてきました。

 

高野さん

「広報紙一冊の中で特集が担う役割って大きいので、

その部分に本当に力を入れています。

小諸市のためになるということを念頭に置いてやっていますので、

一冊の中で僕個人的な思いは特別な思いはある部分です。」

「読者の皆さまから寄せられるハガキだとか

そういった感想文というのがあって、

それを読むと前向きなコメントを頂いているので、

それを読むと、『よし、次もその期待に応えよう、頑張ろう』

と思ってそういった部分にやりがいを感じています。」

そう話す高野さん。

広報こもろにより親しみを持ってもらうため、

市民を対象にイベントも開催。

「世界にたった一つだけのオリジナル表紙づくり」として、

家族の写真などを広報の表紙風にデザインして

プレゼントするイベントも定期的に企画しています。

 

高野さん

「広報紙だけで伝えるというよりかも、

紙面を飛び越えて広報こもろの営業をしていくというスタンスの中で、

イベントを開催するんですけれども、

やっぱり大勢のみなさんに参加していただきたい

という気持ちがあるので、

これからもそのイベントは開催していきますので、

より大勢のみなさんに参加していただけたらうれしいなと思います。」

 

今回県で最優秀賞を受賞した「広報こもろ」は、

4月に行われる全国広報コンクールに出品されます。

高野さんは今後も「広報こもろ」の充実に

努めていきたいとしています。

「今の水準を保って、より右肩上がりで広報の価値が上がるように

取り組んでいきたいと思っております。」