小諸高校音楽科では、選抜された生徒18人が

今週10日から7日間、

音楽の都、ウィーンへ音楽研修に行っています。

それに先立ち、先週7日(金)には、

参加する生徒の結団式が行われました。

 

生徒代表

「今回私たちは、ウィーンで現地の雰囲気を感じ、

さらにレッスンや演奏会を通して音楽の理解や表現力を高めたいと思っています。

そして帰ってきた後今回このように行かせていただいたことへの

恩返しができるよう学んできたことを学校、

地域のみなさまへ伝えていけるよう頑張りたいと思います。」

 

ウィーン音楽研修への出発を目前に控えたこの日の結団式。

参加生徒を代表し、2年生の尾藤あづみさんが、

出発に向け意気込みを語りました。

小諸高校音楽科のウィーンへの研修は、

本場の音楽に触れることで、

世界に羽ばたく演奏家の育成を目指し県の事業として行われているものです。

平成28年度に続き2度目になります。

 

研修に行くのは、1年生と2年生合わせて18人。

希望者40人の中から、事前のオーディションで選ばれた生徒たちです。

期間は移動日を含めて、

今月10日から16日までの7日間で、

現地の音楽大学で

一流の演奏家によるレッスンを受けるほか、

音楽堂でコンサートを開くなど、

様々なプログラムが予定されています。

前回の研修では、

現地の音楽学校、「ムジーク・ギムナジウム」と姉妹協定を締結。

ことし8月には、信州総文祭への出演とあわせて、

「ムジーク・ギムナジウム」が小諸高校を訪問していて、

今回の研修でも、更に相互交流を進める予定です。

音楽教諭として、

自身もウィーンで研修を行った経験のある寺島克彦校長は、

生徒に向け、激励の言葉を贈りました。

「ウィーンの研修旅行がみなさんのこれからの音楽生活にとって、

それから帰って来てからは、

長野県の高校生の音楽文化の発展の一つ、力となることを祈っております。」

 

結団式の最後には、代表の生徒が演奏を披露しました。

皆、演奏を聴きながら、研修への志を高めている様子でした。

 

生徒

「現地での音楽とか文化とかそういう普段ないものがあるので、

そういう刺激をたくさん受けて学んで来れたらいいなと思っています。

日本人の音楽家って世界に比べるとどうしても著名な方が少ないので、

グローバルに世界で活躍できる演奏家を目指せるように

そういうのを目指して頑張って行きたいです。」

 

「私は将来世界で活躍できるような演奏家になりたいと思っていたので、

実際海外で音楽を学びたいと思ったからです。

現地の音の作り方とか表現の幅や

もちろん技術を学びたいと思っています。」

 

結団式の翌日8日(土)には、

小諸図書館で「ひだまりサロンミニコンサート」が行われ、

ウィーン研修に行く生徒18人がアンサンブルで演奏を披露し、

訪れた人たちを楽しませました。