10月20日から11月4日までの

日程で開かれていた

東信菊花展の賞状授与式が、

先月27日(火)、小諸商工会議所で行われました。

式には、受賞者や関係者などおよそ30人が出席しました。

 

東信菊花展は、小諸商工会議所とこもろ観光局、

それに菊の愛好家による「東信秋香会」が

実行委員会をつくり、

毎年開いているものです。

53回目の開催となったことしは、

会員らの力作554点が展示され、

秋の懐古園を華やか彩りました。

10月29日には審査会が行われ、

そのうち23点が、内閣総理大臣賞や

農林水産大臣賞などの特別賞に選ばれています。

授与式では、佐久農業改良普及センターの

高見沢春夫所長が

猛暑や台風など菊づくりには厳しいものとなった

ことしの気象条件に触れ、

次のように講評を述べました。

 

佐久農業改良普及センター

「こうした厳しい条件下ではありましたけれど、

出品された作品はこちらにも映して頂いておりますけど、

どちらも見事な出来栄えでありまして、

出品された皆様の技術力の高さに

深く敬意を表するところであります。」

 

ことし、最高賞となる内閣総理大臣賞を受賞したのは、

市内四ツ谷の

市川忠蔵さんの作品、

七本立て厚物 国華越山です。

 

市川さん

「私も16年間菊に携わってきましたけど、

初めての受賞ですので、非常に有難く思っております。

これが念願でしたので、頂点にたどり着いたという感じですね。

今、私として生きがいですね。

会社を辞めまして、61歳でしたけど、

それがずっと続きまして、

今では何よりも菊が大事という奥さんには申し訳ないですけど、

奥さんの次だと思いますけど、

それくらい大事にしています。」

 

続く農林水産大臣賞には、

市内市区の野口嘉与さんの、

大作り裾野の月が選ばれました。

 

野口さん

「毎年狙ってはいるんですけど、

なかなかことしは大変だったんですよ。暑さでしょ。

それと水がね。大変だったんです。

鉢の中を見て乾いていてすぐにやるっていうのは、

あまり花にもよくないんです。

本当に大変な作業だったんですけど、

最高の賞を頂けて感無量ですね。

やっぱり大作りは、欠かせないと思うんですよね。

懐古園では。だから、後継者をなんとか探しているんですけど。

私も体が動く限り頑張りたいと思います。」

 

この他、

今回小諸市から特別賞に6人が入賞

長野県知事賞や金賞、銀賞の各賞に選ばれている他、

長寿賞には85歳の柏木次男さんが選ばれました。