放送法第6条の規定に基づき、放送番組の適正を図るため、会社の施設区域内に住所を有する学識経験者の方々に審議委員を委嘱し、審議会を開催して自主放送番組についてご審議いただきました。

【日時】 平成28年9月29日 木曜日 13時30分~
【場所】 コミュニティテレビこもろ西館 2階会議室

【出席者】

番組審議委員:

甘利庸子(会社経営)
小西 健喜(元小諸市総務部長)
清水隆利(飲食店経営)
高橋寿夫(小諸商工会議所専務)
柳沢乃ぶ子(小諸市議会議員)
(欠席:大塚禎三(歯科医師))      ※50音順

放送事業者:荻原守 (専務取締役)
後藤理恵(報道制作部課長)
井部美幸(報道制作部)

 

【次第】
1. 開会
2. あいさつ 専務取締役 荻原 守
3. 議事
(1) 前回の審議会後の取組み等について
(2) 番組視聴 市長選開票速報について
(3) CTKの番組に対するご意見・ご感想・提言

4. 次回開催について
5. 閉会

3,議事
(1) 前回の審議会後の取り組みについて

後藤 ・ 4月の市長選挙に向けてのNEWS報道、開票速報報道に力を入れた。
・ NEWSに関しては字幕スーパーの見直しなどに段階的に取り組んでいる。文字の大きさを今までより大きくわかりやすく入れるようにしている。
・ 日曜日にNEWSの中で放送しているコーナーものの見直しを図った。
・ 1点目は、元CTKキャスターで気象予報士、フリーアナウンサーの菅野真美恵に月の半分ぐらいCTKで手伝ってもらい、「なるほどお天気メモ」というコーナーを7月から放送を開始している。菅野には市民まつりの前3日間の天気予報を担当してもらうなど、少し放送に変化が出てきている。
・ もう一つ日曜コーナーの、料理コーナーを一新。「コミちゃんクッキング」というタイトルで、カメラマンの土屋貴弘が料理男子を目指し、市民の方に料理を教えていだたくという形でスタートしている。
・ 日曜日のNEWS自体もリニューアル。6月から前半はウィークリーニュースダイジェストとしてその週のNEWSを振り返るという形に変更。
・ 「直売所おススメ情報」もリニューアルした。これまでは市内に7つ直売所がある中、1週間に1店舗ずつリポーターがお邪魔してリポートしていた。しかし年間を通して、1店舗の出る回数が少ないということから、今年から2週に1回出ていただくことになった。3店舗から4店舗ずつ電話インタビューという形で写真と一緒に放送している。出演回数が増えるのと、買い物したいという方の情報にもなり好評をいただいている。
・ 高校野球は7月の県大会は、録画放送で1回戦から放送した。小諸商業が今年も活躍したこともあって注目が集まり、色んな方から放送の問い合わせがあった。これはケーブルテレビ連盟で協力して制作した。
・ 市民まつりの中継も大きなトラブルなく終了。通常の特別番組も例年どおり取り組んだ。
・ 前回ご意見にあったSNSの映像配信に関してはまだ取り組み遅れている状態なので、年内にできるように準備を進めているところ。

報告後・NEWS新コーナー視聴後の意見

 

甘利委員 「コミちゃんクッキング」は毎回録画して勉強したいと思った。柳沢乃ぶ子さんの解説が入ると、本として出版できそう。今地域の料理本が流行っている。料理本見ても難しいと思うが、テレビで見ると簡単にできそう。小諸の郷土料理を知らない若い世代が増えてくるので、是非そこは残していただきたいと思う。
柳沢委員 農村生活マイスターで、6、7年前に最初に食ごよみを作ろうということで冊子を作成した。どんな行事があるのかも調べた。今回、それを手直ししている。1年中の郷土食も見て頂ければと思う。
甘利委員 結構面白い取り組みをしている。ただ、知らなかったり見逃してしまうので、放送日時を出せば、もっと面白い企画として知ってもらえる。
清水委員 料理番組すばらしいと思った。地産地消でやっていくとか、ジャンルを分けて、郷土料理、男性の方をターゲットとした料理、とか。地産地消は直売所との連携がとれる。地元のものをおいしく使えるし、直売所おススメ情報とくっつけることもできるのではないか。男性も料理をしなければいけない環境があると思うので、簡単にできる男の料理も必要。
髙橋委員 クックパットで私も料理をするが、朝5時から起きて色々作るが、男の料理はワンパターンになってしまう。メニューが増えていかない。先ほど話しに出た郷土料理も含めて編集して出していただければ。もうひとつは、今日放送する番組名、あるいは今日どういう内容が放送されているかわからない。テレビで番組名は出てこないのか。
甘利委員 料理番組「コミちゃんクッキング」だけだと、何を作るかわからないので、番組表のところに書いてもらえるとすごくいい。
柳沢委員 英会話のコーナーがあったり色々やっているんだと思った。時間的に何時頃にやるのかというのがわかるといい。もう少しアピール方法があるといい。小商の活躍がすごくて、それも放送予定が静止画で出ていて感心した。
甘利委員 「直売所おススメ情報」の音楽がうるさくて声が聞きづらい。価格を映してもらいたい。朝のうちに放送すると、買いに行こうという気持ちになる。
後藤 直売所の放送は金曜日にしていて、週末のお買い物の参考にという形でお話いただいている。夜の本放送から次の日のお昼にかけての再放送になるので、週末に向けてという形で放送している。
小西委員 ホームページで映像が見られるようになっているといい。
甘利委員 映像を販売した方が事業としてはいい。
後藤 合わせてという形がいいかもしれない。ホームページでも見て頂きながら、放送見逃した方にも見ていただいて、ストックが貯まったらDVD化する等。
小西委員 販売よりもインターネットで調べられた方がいい。お金にはならないけど。ホームページ見るだけでも。
後藤 ホームページ見ていただいてコミュニティテレビを知っていただくことにも繋がる
甘利委員 最初のさわりだけにしておいて、全部見られるようにしてしまうと誰もコミュニティ見なくなってしまうのでそこは考えられた方がいい。
後藤 クッキングでこれだけたくさんの意見が出るとは思わなかったので、これからの発展性があると感じた。
荻原専務 番組の告知が月初めに出している番組表しかない。毎日のニュースは定時にスイッチを入れてもらえれば見られるが、先ほどのコーナーものはいったいいつ何時からやるのか、新聞折込と一緒に番組表を処分されてしまえばわからなくなってしまう。そうするとEPGを検索してもらうしかなくなってしまう。弊社も悩みの種。経費を掛ければ1週間に1回ずつ出すことも可能ではある。経費だけでなく、原稿づくりにもスタッフが追われてしまうということがある。毎日のニュースの中でもその週のコーナーものを告知するということをやっていくと違うかなと思う。
後藤 例えば、今週の番組案内という形の3分ぐらいのVTRを作って流したり。12chで頻繁に流れていれば皆さん目に止まるが。それかホームページやFacebookで告知した方がわかりやすいのか。
甘利委員 新聞の中にコーナーで地元のテレビ欄が時々あるが?
後藤 ケーブルテレビ局の番組欄はある。信濃毎日新聞にも簡略化で出させて頂いている。
荻原専務 紙面には文字数の制約がある。なので何時から何を放送ということは書けても、コーナーの中身までは書けない状況。
髙橋委員 お客様に今日はこれがありますよと告知できればいい。
甘利委員 審議員の方も、コミちゃんクッキングは初めて見る方もいる。せっかく作ったのだから、いかに皆に知ってもらうかというところ。お年寄りやおうちにいらっしゃる方はテレビつけっぱなしにしている方もいるので、その場合、合間にスクロールして何回も流れるように1週間のを作って、繰り返し流すことも一つ。
柳沢委員 番組表の色がきつすぎて、もうちょっと見やすい方がいい。
甘利委員 番組表をとっておいている方もきっといるだろうし、新聞で見る人もいるだろう、番組表で探す人もいる。いろんな角度から全部やらないと告知できないと思う。

あとはホームページを充実して、色んな方面でやるしかない。ニュースの中で、後藤さんが今週1週間こういうことやりますということをお話する時間は難しいのですか。

後藤 難しくはないです。
柳沢委員 番組表を見せていただいて、スペシャルの中で陸上自衛隊の演習、富士山のところでやっているのは聞いたことあるが、内容どんなことしているんだろうと思ったらCTKでやっていた。すごいのを撮ってきたなと思ってびっくりした。
荻原専務 それについても見逃してしまったという方がいる。再放送やる予定で動いてはいますが、あれだけのものを撮ってきたので、その放送がいつなのか、くどいほどにPRする必要がある。自分たちで頑張って作ったものですから見ていただいて初めて価値があると思う。その辺がまだまだ不足している気がする。
甘利委員 ぜひこの再放送の告知はニュースの中で告知をして、1回流しただけだと見逃す場合もあるので、しばらく放送するまで繰り返し流すと何回目かにメモできる。

 

(2)番組視聴 市長選開票速報について

後藤 私ども12月に最初の方が出馬表明されて以降、事前報道で候補予定者の皆さんの動きをニュースでお伝えした。告示日以降は5人の皆さんのインタビューをした。3月中に事前電話アンケートを行い、告示日以降、期日前投票の出口調査や当日の出口調査を行って、そちらをまとめて開票速報した。再度見ていただく形になるので、ダイジェストでご覧いただく。

 

番組終了後

 

後藤 出口調査の結果が、期日前とほぼ変わらなくて、当確を出せるのではないかとまでの判断はあったが、ただ、当確出すのは怖いので、開票作業始まる前に調査結果を全部出してしまおうと急遽放送前に決まった。実際の得票数も、割合的に変わらなくて、かなり正確な数字が取れたと思う。伝える側は反省点が多いが、こういう形でお伝えすることができた。この後実際の結果が出て弊社がほぼ当確の情報を出していたということで、菅原が代表インタビューさせていただいた。その後、勝因の分析のトークをして、約3時間の生放送をさせていただいた。

 

甘利委員 面白かった。選挙の時ぐらいしか最初から最後まで見る番組ないが、こういう時はコミュニティ。他ではやっていない。

 

柳沢委員 地域別にまとめられたり、これだけのものを出すのは本当に忙しいと思いながら見た。

 

髙橋委員 選挙は市民が色んな意味で関心があった。取材から始まって、結果まできちんと出していただいたのは非常に良かったと思う。当確は何時に出しましたか。

 

後藤 ほぼ当確のような状況で開票結果が出た時が21時20分。その後、当選インタビューと、5人それぞれ思いがあったと思うので、敗戦の弁も全員放送しました。

 

髙橋委員 審議委員からすると公平公正の面は良かったという捉え方が出来る。

 

後藤 生放送で何が起こるかわからないところがあるので、自分たちのスキルを磨いてどんな状況にも対応できるようにしていきたいと選挙のたびに思う。

 

(3) CTKの番組に対するご意見・ご感想・提言

 

 

清水委員 先日「(健速神社祗園祭)想いを刻む」を拝見したがとてもすばらしいと思った。昔の写真などを入れつつ、子ども達に引き継いでいくというのをやっていたことがすごく良かった。これからの世代に向けてということをテーマにしていてすごく感動した。

 

後藤 健速の本神輿について来年のヒストリーアワードへの応募を目指していこうと思っている。毎年特別番組は作っているが、来年は県の重要無形文化財もとるだろうという話があるので、そういったものに絡めて、作っていきたいと思う。

 

柳沢委員 CTKまだ入っていないという場所もあり、入れてもらいたいけどなかなかだめという声を聞く。その辺は改善はされてきているのか。

 

後藤 先日も御牧ヶ原地区の方から入りたいという声があると市議会の方から問い合わせたあった。

 

荻原専務 費用対効果で検討させていただいているのが現実。ひとつの地区に例えば50世帯あったとして、そのうちどのぐらいの加入していただけるのかという調査をまず行う。33%~40%を見ているが、その中で、市民が選択していただくということが必要なのではないかという気がしている。

 

柳沢委員 人口が減って、高齢になってきているお宅が多いので、今から加入しても、、、というお宅もあるし、是非入りたいとおいうお宅もある。できれば全地区に入ればいいなと思う。

 

荻原専務 防災の問題で市とも検討させていただいている。小諸市中いかにニュースなどをお知らせできるかということにもなってきている。

 

髙橋委員 防災というか危機管理。一昨年の大雪も含めてこれからどんな災害が起こるかわからないが、その時にどうやって市民に周知を図ることができるか、色んな形で防災を考えていかないといけない。先ほど言ったように行政の皆様方と一緒に取り組む必要があるし、行政だけでは危機管理できないと思う。

 

甘利委員 コミュニティテレビの存在価値は、防災や選挙など。小諸のことで何かあった時はテレビをぱっとつける。加入している方はそういう風に使っていると思う。なのでそこの部分を自分たちの役割と考えていただいて、コミュニティテレビしかやっていない市民にとってすぐに知りたい情報、そこを大切に考えていただきたい。

 

後藤 番組に対して評価いただけるのは制作スタッフにとってすごく励みになる。番組をもっとPRしなければならないし色んな幅広い世代、特に若い世代へのアピールがうちの番組足りないのかなと常日頃感じているので、そういった部分をもっとアピールできるように。加入世帯が減ってくると感じているので、そこでいかに食い止めて新しい方惹きつけるかというところをもっと考えていきたい。

 

4,次回開催について

平成292月に予定。

 

5,閉会

1時間40分にわたり審議していただき1510分に閉会。