新町区の有志でつくる

「新町区・歴史的遺産を守る会」が、

区の歴史や名所などをまとめた

「新町区は古くて新しい町 歴史的遺産を伝える資料集」を

このほど発行しました。

これを記念して、

今月8日(土)、押出公民館で

布引電鉄についての学習会が行われました。

この日は、新町区歴史的遺産を守る会のメンバーや、

区民などおよそ70人が集まりました。

「新町区・歴史的遺産を守る会」は

7年前に区の歴史や財産を

後世に残したいという理由で

有志が立ち上げたもので、現在会員は35人です。

先月3日(金)に発行した

「新町区は古くて新しい町 歴史的遺産を伝える資料集」は、

長野県地域発元気づくり支援事業を活用し、

7年間にわたる活動で集めてきた資料などを基に

会のメンバーが作成しました。

この日は、資料集にまとめられている

「布引電鉄」についての学習会を開催。

市役所教育委員会生涯学習課の学芸員、

山東丈洋さんが講師を務めました。

布引電鉄は、

小諸から東御市島川原までをつなぐもので、

大正15年から昭和9年までの

わずか9年の間運行していました。

山東さんは、

布引電鉄が開業してから、

なぜ廃線になってしまったのかを

丁寧に説明していきました。

参加者は、資料を見ながら

山東さんの説明を集中して聞いていました。

今回発行された資料集は、新町区全戸と希望者に配るほか、

市立小諸図書館や市役所などの

公共機関などにも配布予定です。

 

髙橋要三さん

「新町区の歴史的遺産を守る会っていうのを

7年前に立ち上げて、

新町地区内の歴史的遺産を洗い出して、

それをどうやって守って行くかということを

皆で相談していく中で、

最後の集大成としてこの資料集を作った、

という大雑把にいえばな、そういうことです。

いずれにしても区民の皆さんには

自分たちの住んでいるこの地域を

良く知ってもらうきっかけにして

そしてそれがまた地域を良くして行こうという力に

なって行けばいいなと思いますよね。

今まで色んな形で守る会として、

基礎的な整備ができたので、

これを今度地域の皆さんと活用しながら

また大きく言えば小諸の観光にも

結び付いて行けばいいな

っていう風には思っていますけどね。」