子どもの孤食を減らすことなどを目的に

市民有志で運営している「こども食堂」。

この活動から独立した形で、

高校生主体による学習支援が行われています。

夏休み期間の6日から8日にも行われ、

小中学生が夏休みの宿題を持ち寄りました。

 

この日は、小中学生およそ10人が訪れ、

高校生らに夏休みのドリルなどでわからない問題を

質問していました。

高校生によるこの学習支援は、

「信州こども食堂INこもろ」の運営を手伝っていた

上田高校の生徒が

去年の夏休みに期間限定で始めたのがきっかけです。

学習支援の輪はどんどん広がり、

現在は、上田高校と佐久長聖高校の生徒およそ20人が

月2回、小諸図書館で行っています。

高校生たちは、児童からの質問にていねいに答えていました。

 

小学生

「(質問しやすい?)はい。

(教えてもらってわかりやすかった問題は?)算数。」

 

「(お姉さんに勉強教えてもらってどう?)

うれしい。すぐに勉強終わりそう!」

 

学習支援に参加している高校生の中には、

将来、教師を目指している人も多いということで、

生徒にとっても、学びの場になっているようです。

 

高校生

「教師になりたいっていう夢があって、

高校生になると小学生と関わる機会が少ないので、

こういう場を通して関わることが

すごくいいなと思って参加しました。

教えてて新しく自分が発見できることとか、

思い出せることとかいっぱいあって、

やりがいがすごくあって充実しています。」

 

この学習支援は、9月以降、

毎月第2・第4火曜日の午後5時から7時まで

小諸図書館内で開かれます。

 

小林重太郎さん

「高校生たちが自分で企画して

運営してくれているっていうのが

すごく頼もしいですし、あのお姉ちゃんと

また会いたいからまた来たいとか、

お兄ちゃんと勉強したいから

また来たいよっていう子が去年から何人もいる。

私にとっては最高にうれしい。」