市区農事集会所近くの田んぼ内に組まれた、 高さ4メートルほどあるやぐら。
これは、区のPTAが前日に協力して組んだものです。
この日の午前中、子どもたちが区内を回って集めたという、
ダルマや正月飾りも入れられた大きな櫓の周りには、
火を灯した松明を持った小学校6年生9人が並びました。
点火されるとやぐらは瞬く間に燃え上がり、
バチバチとダルマが割れる大きな音を響かせていました。
市区のどんど焼きは、区民の一年の健康を願うと共に、
子どもたちに伝統行事を体験してもらおうと、
区のPTAの主催で毎年行われているものです。
会場では、PTAの役員たちが作った おにぎりや豚汁が振る舞われ、
訪れた人たちを喜ばせていました。
前日には、高齢者クラブ「市寿会」の会員らと共に、
「まゆ玉」を作ったという小学生たち。
訪れた子どもたちや区民らは、 火が下火になってくると、
まゆ玉を火にかざし、 1年の無病息災などを願いながら味わっているようでした。