放送法第6条の規定に基づき、放送番組の適正を図るため、会社の施設区域内に住所を有する学識経験者の方々に審議委員を委嘱し、審議会を開催して自主放送番組についてご審議いただきました。

【日時】 平成27年2月26日 木曜日 13時30分~

【場所】 コミュニティーテレビこもろ西館 2階会議室

 【出席者】
番組審議委員:甘利庸子(会社経営)
大塚禎三(歯科医師)
清水隆利(飲食店経営)
高橋寿夫(小諸商工会議所専務)
柳沢乃ぶ子(小諸市議会議員)      
(欠席:小西 健喜(小諸市総務部長))

※50音順

放送事業者:
荻原守 (専務取締役)
後藤理恵(報道制作部課長)
佐藤喜春(報道制作部係長)
井部美幸(報道制作部)

【次第】

【次第】
1. 開会
2. あいさつ 専務取締役 荻原 守
3. 審議委員紹介
4. 議事
(1) 前回の審議会後の取組み等について
(2) 番組視聴 4月放送の報道特番について
(3) アンケート結果と番組・新コーナーについて
(4) 11チャンネルの内容と告知方法について
(5) その他

5. 次回開催について
6. 閉会

はじめに、報道制作部課長の後藤が開会の挨拶、続いて専務の荻原が挨拶を述べました。今回より、柏木信之委員から小西健喜委員に代わったので改めて審議委員の方々と放送事業者側の自己紹介の後、議事に入り、以降、議事進行は柳沢会長を議長に行いました。次第「4.議事」以降の内容は以下の通り。

  • 議事
    • 前回の取り組み  報道制作部 後藤より報告

DVD価格にについて

  • 4月からの増税の合わせて、これまでイベント放送のDVDの価格が2,980円だったものを値下げし、2,500円、消費税込で2,700円での販売になった。(加入者向け価格)
  • 加入者の方はさらにポイントで半額分は使えるようになった。
  • 非加入者の方も、3,980円だったものを3,200円、税込みで3,780円といういう形で値引きしている。
  • 貸出は難しいので、DVDの販売をしているというPRは続けていきたい。

4月の特番について
本日視聴を予定しているのでご意見いただければと思う。

大雪報道について

  • 今後どのような災害が起こるかわからないといったことも踏まえて災害報道に関して私たち何ができるのか日々考えている。
  • 前回、前々回からご意見いただいているSNSの活用については年内の活用開始を目標に今準備を進めて、次回の会議ではご報告できるようにしたい。

その他新番組への提案について
・ 前回の会議でもアンケートを取ってそれに基づいて新たな番組を考えていきたいとお話させていただいた。今日の議題の中でもアンケートの結果報告と番組の充実、コーナーの充実を図ったので、そちらの番組の視聴もしていただきながらご意見いただきたい。

(2) 番組視聴➀  意見・感想
~CTK報道特別番組「医商連携の街づくりとは」「公共交通について考える」~
平成26年4月放送

柳沢委員

これを見て市民から何か感想などご意見いただいていますか。

後藤

市民の方からダイレクトにはそれほどなかったので皆さんがどのように感じ取っていただいているのか知りたい。市の関係者の方からはお話いただいた。

柳沢委員

みなさん見ていただいた感想をまず「医商連携」の方からお願いします。

甘利委員

質問ですが、この2つの特番はどのくらいの家庭の方がご覧になったか、視聴率はわかりますか。

後藤

視聴率は取ってないのでわかりません。今回は提案型、事例をもとにしたものだったので、特にダイレクトなご意見というのはなかった。

柳沢委員

提案型で小諸市の議会の方でも視察に行ってきました。

後藤

議会からはご意見いただいて「参考に視察に行きます」という声をいただきました。

柳沢委員

去年、おととしでしょうか、私も福祉環境委員の時に安曇野へデマンド交通の話を伺いに行ってきた経過があります。

大塚委員

視聴者アンケートがありますが、この報道特番のターゲットはどこなのか。視聴者の市民の方に向けているのか、それとも行政に向けているのか、それがわからない。一般視聴者はこれを望んでいるのか?とも取れるのですが。

柳沢委員

制作側はどんな意図で作られたのですか。

荻原

あくまでも私どもが作っている番組は、市民に向けての番組。私どもの意図とするところは、小諸の公共交通網のすみれ号に対する実情を見聞きする中で、非常に不便だったり、あまりいい意見をいただかない。市民の皆さんに、全国的にはこういう取り組みをしている市町村がある。そういう形はどうなのかという反響を聞かせてもらいたいということでした。

大塚委員

政策的な意図はないにしても先導するような形はいかがかなと思う。確かに他の市町村の取り組みを知るのは悪いことではない。ただそれが市民の方には、もう少し噛み砕いた形で見やすい番組に編成されてもいいのではないか。

甘利委員

私は結構面白く見ていた。たぶん見る人の興味のあり方によってずいぶん違うのかなと思う。これだけいい番組を制作していて、どのくらいの方が見ていたのかなという視聴率が知りたかった。特に自分が見られないような、見に行けないような市の取り組みだとか商店街の取り組みをああいう形で放送するのは報道番組としてありだと思う。特番の意味というのは何かにテーマを絞って色んな商店街だとかの取り組みを紹介することに価値がある。予算がどのくらいかというのも知りたいし、その辺は問題に感じなかった。むしろ商店街の取り組み、まちづくり、公共交通の問題をやっていただいたので、偏った報道にはならないだろうと思う。コミュニティテレビがずっとあり続けるにはやっぱりまちづくりっていうのをひとつのテーマとしておいて取り組むというのは是非私は続けていくべきなのではないかと思う。公共のコメンテーターを呼べば、より公共になるのだろうなという気がする。あとは、こういういい番組をやっていることを、もっと知らしめること。こういう番組を見逃してしまっている。コミュニティテレビを見てない人にもわかるように例えば小諸新聞だとかそういうところに一コマもらって、告知していったら、コミュニティテレビの存在すら知らない人がいるんですがそういう人たちにわからせられるのではないかと思う。

小西委員

市の立場から見ても誘導は感じなかった。市の公共交通網に対してはどうやっていったらいいか考えている。

柳沢委員

小諸市の課題を取り上げるにはどういう方法がいいかということですが、今回は公共交通とまちづくりということで出されているんですが、コミュニケーション、連携があると、見たいなという気持ちが出てくるのではないかと思う。

髙橋委員

公共交通のことに関してのこともそうですが、小諸市はこもろすみれ号がありますが、現状としてどういうところが不便なのか、報道なされて、こうやっているところがありますよと比較対象をしてくれると非常に視聴者の皆さんわかりやすいのではないかと思うのが1点。それと医商連携も同じです。例えば商圏調査によりますと家電製品、小諸で買う人0パーセントなんですね、みんな佐久平中心や上田地域、あるいはネットで買うとか地元商店街で家電製品買っているの結果だけ見ると0パーセントになっているんですね。だからそういう現実というものを踏まえた中で対比をして放送していただく。

大塚委員

質問なんですが、例えばこういう報道番組作るときに会社の中で、こういう番組にしたいっていう打ち合わせをするのですか?それか、例えば商工会議所さんとかから意見出し合ってもらっているのか、どんな感じで番組を作るにあたり打ち合わせしているのですか。

後藤

報道特別番組に関しては、ほかの番組もそうですが、社内で検討しています。
こういう場で放送後に審議会で皆さんにご意見いただいて、色んな意見をいただくことで、次につながっていきますので、また私たちが気付かなかった部分、偏った部分があった場合など、それを修正してそれを生かしてより良いもの、もっと楽しんだり、興味をもって見ていただけたりできるものにつなげていきたい。

柳沢委員

馴れ合いになってはいけないということを甘利委員はおっしゃってくださったと思う。そんな点も考えながら、話をされれば、より高い番組ができるのではないかなというのが大塚委員の話だと思う。

(3)アンケート結果と番組・新コーナーについて

後藤

この春に視聴者アンケートを汲みまして、はがきでの回答が340件です。いろいろご覧いただいている番組の中で、「ニュース&ワイド」が一番見ていただいていて、中学生の部活動の紹介の番組、学校行事もかなり皆さん見ていただいているのを改めて感じた。密着小諸人やぶらりんこなどの企画番組の充実と、視聴者からのご意見としていただいたものもたくさんあるので、それを踏まえて、この7月から新たに新コーナーも増やしました。新人も入ったので、新人の受け持つ新たな番組もVTRにまとめてあるので、そちらをご覧いただきまして感想やご意見をいただければと思う。

柳沢委員

スマイルハンターは、年配の方ががんばっている姿が見ていて印象的だった。また、小諸人も、地域で色々活躍されている方が見られましたがいかがでしょうか。

後藤

キャスターがこの春に2人入って、10月にも1人入っているので、個々にキャスターの番組というのを持つようにしている。新人にはニュースの中のコーナーものを担当する形で始めているのですが、「子供たちが頑張る姿が見たい」とか「地産地消の料理番組が見たい」という意見があったので、立ち上げました。スマイルハンターという番組が以前あったのですが、また見たいという声があったので10月に入った新人担当で新たに立ち上げています。ぶらりんこと密着小諸人は既存の番組ですけれども、さらに充実させていこうということでまた力を入れていきたいと思っています。

大塚委員

ニュース&ワイドの番組のボリュームが出てきた気がします。前回から今回まで見てましたけどキャスターの層が増えたじはしました。

柳沢委員

私は小諸中の色々な人が活躍していると、いろんなことをやっているということを時々見て、うれしいなという気持ちになって、それがもっともっといっぱいになって広がれば、小諸市の発展につながっていくと思う。

清水委員

小諸人の選出の仕方というのはどのようにしているのですか。

後藤

今回の小諸人に関しては、社長の方から、市長を取り上げたらという指示があったので、取り上げたが、基本的に今まで、甘利庸子さんにも出ていただいたり、私の方で市内で活躍されている方をピックアップしている。今まで、林家さんぽさん、甘利庸子さん、依田絵美さんと武田真理子さんを紹介した。もっともっと知られていない方を掘り起こしてやっていきたいと思っている。

清水委員

新人のコーナーや新しい番組ですが、新人さんの反応はどうでしたか。番組を持ったことに対しての意識とかどういう風に変わってきましたか。

後藤

自分のコーナーは自分で編集していて、まだ粗削りなのでまだカメラマンに編集を助けてもらいながらやっている。自分のコーナーということで意欲を持ってやってくれているとは思う。

荻原

小諸人のことですが、取り上げてもらいたい小諸人ということで、いい方法ありますか。

清水委員 そういう時にアンケートをうまく使えればと思う。こういう人がいるとか、こういうことで頑張っている人がいるとか情報が得られればいいと思う。できるだけ偏らないようにしていきたいというのはある。次の人を紹介していく。

(4)11チャンネルの内容と告知方法について

荻原

先ほど挨拶の中でも申し上げた東京波のキー局が5局ありますが。その中で4局、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、この4局が7月24日をもって終了した。それでチャンネル数でいいますと3,9,10,11チャンネルがブラックノイズになってしまった。弊社ではできるだけ皆さんにブラックノイズの無いチャンネルを提供したいということで、急遽11チャンネルを自主放送サブチャンネルにいたしました。このチャンネルは現在はアーカイブを中心に放送しているが、これについてもう少しお時間いただいてご意見いただければと思います。

佐藤

県内の他のケーブルテレビ局も11チャンネルを開局したという局が多かった。他の局は自主放送として放送しているっていうところはなかった。行政や地域の情報系のチャンネルとして静止画や天気予報を配信しているという局、あと、日本ケーブルテレビ連盟の共有のサーバーの、コンテンツを拾い上げて放送しているという局もあります。当社は報道制作部内で検討した結果、11チャンネルをイベントとか、過去のアーカイブ放送を充実させていくチャンネルにして、12チャンネルをもう少し違った部分の番組とか魅力のあるものに増やしていこうということに決めました。11チャンネル放送の番組としての告知は毎週日曜日のニュースの中で来週からの11チャンネルの放送内容という形で告知をしている。ここで、何日に何を放送しますよというのをキャスターが読み上げ、視覚的にこの番組表を出している。これから作業効率を良くして、できるだけ短縮した上で多くのものを流すように検討していかないといけない。

柳沢

前のものを振り返ってみるというのはいいですね。

大塚委員

告知のことで言われることなんですが、NEWS&WIDEの取材に来た時に「いつ放送するの?」ってだいたいきかれるんですね、それで、聞いてみますかっていう話になるんですが、編集のお時間も取られてらっしゃると思うので、いつというのが言えないのかもしれないのですが、取材を受けた方には、そういう意見をいただくことが多いので、何かアナウンスがあったりするとより見やすいというか、この日にやるんだってっていう話になると思う。

清水委員

今日取材したことの内容ってその日のニュースでやらないことがあるじゃないですか。番組の中でテロップで流せばより、見てれば視聴者わかると思う。

後藤

アンケートでもそういったご意見いただいてできる範囲で取材先で伝えられればと思っているのですが、なかなかできていない状況で、テロップなどでの告知を考えていきたいと思います。

大塚委員

取材されていてそろそろやるかなと思っても、今日も項目に載ってないとなると、じゃあいつやるのかなというのが結構ある。例えば次回のニュース内容みたいなものがあるといいかな目安になる。

荻原

これは大きな課題だと思います。何故告知できないのかその辺をもう一回考えていく。

 

(5)その他

柳沢委員

ぜひまだ入っていないところに入っていただくことも考えていただければありがたいなと思う。

小西委員

視聴率をどのぐらい見ているかというのも重要だと思う。何人が見ているのかそういうのが根本にあると思うんですよ。

荻原

専用のセットトップボックスというのを皆さんにお配りしているので、今度それで視聴率がとれればやってみたいと思います。

5.次回開催について

概ね2月末を予定。前もって皆さんにご都合お聞きして一番皆さんのご出席の可能な日を選ばせていただきご案内する。また、審議委員の任期が規定により今回が1期目の任期が終了だが、宿題等もいただいているので、今後も弊社の姿勢なども続けてみていただきたいという願いで再任をお願いし、承諾いただいた。

 

6.閉会

約2時間30分にわたり行われた審議会は16時過ぎに閉会。