小諸市では、農業の従事者が生産だけでなく、
加工や販売まで携わることで農業を活性化させようと、
6次産業化の推進を政策として掲げています。
この政策の実現に向けての座談会が、
21日(月)、小諸市役所で行われました。
この座談会に出席したのは、
栁田市長と大池猛農業委員会長、
それに、小諸米のブランド化に取り組む
市内宮沢に住む清水紀久夫さんです。
座談会では、
今年10月に市の6次産業化推進員に委嘱された
岡本眞一さんが
進行役を務めました。
この日は、始めに、
市内の耕作放棄地や農業従事者の高齢化など、
農業を取り巻く課題が議題に挙げられました。
また、小諸の農産物のブランド化が
6次産業化の大きな戦略の一つであるとして、
清水さんが栽培した米が、
今年11に、米の味にこだわった
「米・食味分析鑑定コンクール国際大会」で
金賞を受賞したことも話題にのぼりました。
様々な意見が交わされる中で、
話の内容は、農業の振興や
6次産業化推進の方法にも展開。
栁田市長は、農産物を使った加工品の生産だけでなく、
販売にまで繋げるためには新たな拠点が必要だと、
自身の意見を述べました。
農業振興による地域の活性化や6次産業化の推進について、
様々な立場からの意見を共有した、この日の座談会は、
農業従事者と行政の双方にとって
大変有意義なものになったようです。