小諸市では、総合計画「第9次基本計画」の運用において、 計画の評価と翌年度の重点方針の策定など、 計画の実現に向けた戦略を構想するための 夏季政策戦略立案会議を、 毎年2回に分けて開いています。 今週、9月29日(火)には、 今年度2回目となる会議が、市役所で開かれました。

 この会議は、市長や市の部長陣を中心とした 政策会議のメンバーらが、 翌年度の市の計画の実現に向けた戦略を立てていくために 毎年この時期に、2回に渡って行われているものです。

今年2回目となったこの日は、 国が進める地方創生に基づき、 「地方人口ビジョン」と 「小諸市版総合戦略」の策定に向けて 設置している、 「小諸市まち・ひと・しごと創生推進本部会議」も兼ねて 行われました。

現在小諸市では、 今後の人口ビジョンとして、 合計特殊出生率の改善と、 若年層の社会減の30パーセント抑制などを目標として 策定を進めています。この日の会議では、 小諸市の展望する人口ビジョンと合わせ、 市民を無作為に抽出して行った、 結婚や出産、子育てなどに関する アンケート結果による分析から、 総合戦略のコンセプトが示されました。

 提示されたコンセプトは「若い世代が家を持てるまち」です。 これに基づき、 政策会議のメンバーらは、 今後5年間の住宅の新設件数の数値目標や、 子育てがしやすい環境づくりなど、 4つの基本目標について 2つのグループに分かれて話し合いを進めていきました。

この日の会議で検討された 小諸市版総合戦略の内容については、 今後、小諸市総合計画審議会と議会で審議が行われ、 10月末までに確定させる予定となっています。