今日24日(木)小諸市の新庁舎が開庁を迎えました。 朝8時からは、新庁舎前の市民ひろばで、 関係者らが出席の下、開庁式が行われました。開庁式では初めに、野岸小学校の子どもたちによって、 新庁舎東側の掲揚ポールに、 国旗・県旗・市旗が、掲げられました。

式典には、市議会議員や地元区長などの役員ら、 来賓を始め、 市の職員や市民などおよそ500人が集まりました。

挨拶に立った栁田市長は、 「先人の思いと努力によって成し遂げられた これまでの成果をしっかり踏まえ、 着実に新たな歴史を刻んでまいりたい。」と述べた上で、 市庁舎を中心とした今後のまちづくりに向けて、 このように述べました。

コンパクトシティの考え方をまちづくりの中心に据えて取り組んでいる。全体としてメリットが感じられるまちづくりに 引き続き取り組んでいきたい。また、職員らに対しては、 「いかに市民の皆様の納得を得られる仕事をするかは、 私たちの志や気概にかかっている。」と話し、 市民益をより大きくするための実践を、 呼びかけていました。 「新庁舎・こもろプラザをランドマークとして末永く愛されることを 願っている」

 更に市長は、開庁にあたっての挨拶を このように締めくくっていました。

 式典では、来賓らの挨拶に続いて、 市長を始め6人によるテープカットが行われ、 新たな歴史のスタートを祝いました。

テープカットに続いて、 式典の出席者らが見守る中、 開庁記念のアトラクションとして管楽の演奏が 行われました。 演奏を披露したのは、 去年、一昨年と2年連続 全日本小学校バンドフェスティバルで 金賞を受賞した野岸小学校管楽部です。 見事な演奏で、新庁舎の開庁に花を添えました。

式典が終わり、午前8時半に新庁舎が開庁となると、 来賓を始め、市民らが、市役所を訪れ、 フロア内を歩いて回ったり、 手続きを済ませるなどしていました。 庁舎内には、1階奥に売店も入っており、 さっそく利用する人の姿も見られました。

小諸市の新しい庁舎は、 地上4階、地下2階建てで、 建物全体の建築面積はおよそ6600平米。 延床面積は1万9千945平米です。 鉄筋コンクリート造りで、一部鉄骨造り。 免震構造を採用しており、 災害に強い建物構造となっています。 (原稿16秒) 新庁舎と市民交流センターや、 図書館が入る「こもろプラザ」、 それに165台分用意された、 地下の立体駐車場を含めた総事業費は、 52億8千660万円。

その他、63台分ある赤坂の立体駐車場は、 1億3千375万円で建設されました。

駐車場料金は2時間まで無料となっています。 なお、今後は、これまでの西庁舎の位置に、 163台分の駐車場が新設されることになります。
今後は11月に旧庁舎が解体され、 来年3月に、旧庁舎と南庭の位置を建設地に、 小諸厚生総合病院新築工事が始まる予定となっています。