17日(日)、本町にある北国街道ほんまち町屋館では

今年で14回目となる、表千家流・坂本昭世社中による

『春の茶会』が開かれました。

この茶会は、

市内在住の坂本昭世さんによる

表千家流坂本昭世社中が

多くの人に、気軽に茶道を楽しんでもらいたいという思いから

この時期に開いているものです。

15年前から毎年開催してきましたが、

去年1度休んだことから、

今年は2年ぶりの開催となりました。

今回設けられたのは、

和室で正座をして、正式な作法でお茶を楽しむ

「薄茶席」と「濃茶席」の2席です。

そのうち、より濃度の高い抹茶を味わう「濃茶席」では、

お点前が始まると、待っている人たちに向けて、

掛け物や器の説明が行われます。

お茶が点て終わる頃には、

五月のさわやかな風に乗って、

部屋中に抹茶の良い香りが漂い始め、

皆、待つ間も茶席の風情を存分に味わっている様子でした。

通常、「濃茶席」では、

上座の客から順番に回し飲みを行います。

この日は3人に一つ、お茶碗が置かれ、

皆、飲む量を調整しながら、

ゆっくりと濃茶を味わっていました。

日頃からお茶を嗜んでいる人も多く、

茶席の雰囲気をそれぞれに楽しんでいる様子でした。

毎回、普段着で気軽に楽しむ

「立礼席」と合わせて3席が設けられる、

坂本社中のお茶会ですが、

今回は「濃茶席」と「薄茶席」の2席となったようです。

毎回、100人を超える人が訪れるこの茶会。

今年は坂本社中では、

多くの人たちに日本の文化に触れてもらうために、

今後もこのような茶会を続けていきたいとしています。