お年寄りを狙って多額の金額をだまし取る、特殊詐欺被害。

各地で頻発するこの被害を

未然に食い止めた市内2つの金融機関へ、

小諸警察署から署長感謝状が贈呈されました。

23日(月)、長野銀行小諸支店を訪れた、

小諸警察署の碓井千尋署長は、

工藤泰一支店長と、窓口業務で特殊詐欺の未然防止に協力した

山本沙希さんに感謝状と記念の額を贈呈しました。

この事案は、2月27日、長野銀行小諸支店に、

定期預金を解約に来た80歳代の夫婦に対して、

窓口で対応していた山本さんが異変に気づき、

特殊詐欺事案ではないかとして、上司に相談。

山本さんから引き継ぎ、

夫婦の説得にあたった職員が警察に通報し、

警察の調べによって、

夫婦が親族を名乗る男から、

700万を用意するよう電話で言われ、

定期預金を解約しようとしていたことが判明しました。

小諸警察署の碓井署長は、

「金融機関は最後の砦。

水際での食い止めにご協力いただき大変感謝している。」と、

適切な対応に感謝の言葉を述べていました。

またこの日は、

同じく特殊詐欺事案を

未然に防止したとして、

小諸相生郵便局にも感謝状が贈られました。

これは、長野銀行で特殊詐欺事案が発覚した時と同じ2月27日、

小諸相生郵便局に、現金を払い戻しに来た

80歳代の女性の対応をした社員が、

女性の言動から異変を感じとり、

特殊詐欺事案ではないかと、

小須田達也局長に相談。

小須田局長が粘り強く女性に対応し、

払い出しを思いとどまらせた上で、

小諸警察署に通報しました。

適切な対応により、300万円の払い出しを

防ぐことができたということです。

小諸相生郵便局では、日ごろから、

郵便局独自のマニュアルなども活用しながら、

特殊詐欺事案の防止に全社員挙げて

取り組んでいるということで、

今後も社員連携を取りながら、

注意深く対応していきたいなどとしています。