小諸市と佐久市、それに東御市で作る

小諸市外二市御牧ヶ原水道組合は、

今年4月から、小諸市上水道へ事業統合されます。

これに伴い、26日(木)に解散式を行いました。

この日ベルウィンこもろで行われた解散式には、

小諸市外二市御牧ヶ原水道組合の構成市である、

小諸市や佐久市、それに東御市の市長と、

議会議員や地元の関係者など33人が出席しました。

挨拶にたった組合長を務める小諸市の栁田市長は、

「引き続き、小諸市の上水道で

良質な水道の安定供給に取り組んでいきたい。」などと

述べていました。

小諸市、佐久市、東御市の3市にまたがる御牧ヶ原台地は

大きな水源がなく、

関係市町村が設立した小諸市外二市御牧ヶ原水道組合が

昭和39年からおよそ半世紀にわたって地域住民へ水の供給を行ってきました。

今回の事業統合は、浄化設備が老朽化し、

水源の水の量が減ってしまっていることから、

現在の浄化設備を廃棄し、

小諸市から水を供給することが効率的だとして、

3市の合意により決定したものです。

統合に伴い、新年度から平成29年度までに、

小諸市大久保に新たな配水池とポンプなどの

機械設備を新設し、送水管を設置する予定で、

それまでの間は現在の配水池やポンプ場などを

継続して使用することになっています。

総事業費はおよそ10億円。

国からの補助金を引いた額を

3市で負担することになっており、

小諸市はおよそ7割を負担します。

組合が持つ財産については、小諸市に譲与される予定です。

統合後の水道料金は小諸市に合わせることになっており、

おおむね現行より安くなる見込みだということです。