小諸市では、この4月から、消防団員の確保のため、

団員やその家族に商店での割引などの特典がある、

「小諸市消防団員応援の店制度」を始めます。

23日(月)には、小諸消防署で、

「応援の店」として認定を受けた店や事業所へ、

表示証が交付されました。

この日は、「応援の店」として、

認定を受けた44の事業所のうち、

7つの店や事業所の代表者が出席しました。

挨拶に立った栁田市長は、

「消防団員は小諸市の安全安心の確保に欠かせない存在。

新たな取り組みによって、団員とその家族が、

誇りを持って事業活動を行えるよう、

期待している。」などと述べていました。

「消防団員応援の店制度」は、

消防団員の確保が年々厳しくなっている中、

新たな団員の確保を目指して始めるものです。

団員本人のほか、団員を消防団活動に送り出す家族にも

メリットがあるようにと、

サービスは、団員、もしくはその家族が受けられるように

設定されています。

4月からサービスをスタートするのは、

募集に応じた市内の飲食店や事業所など44件。

優遇サービスの内容は、それぞれの店に任せられていて、

食事10%引き、買い物金額の10%引きなどの他、

温泉施設などでは入浴料のサービスなどを設けています。

認定を受けた応援の店は、

消防団のはんてんの柄を基にデザインされた表示証を店舗に掲示。

団員は同様のデザインの団員証を持っていけば、

本人とその家族がサービスを受けられる仕組みになっています。

交付式で「応援の店」を代表して挨拶に立った、

掛川スポーツ代表の掛川隆司さんは、

「店として精一杯応援していきたい。」などと述べていました。

小諸市消防団の団員は現在831人。

新年度は4人増えて835人になるということですが、

条例上の定数850人より少ない状況が続いています。

新たな制度導入で消防団員の確保はもとより、

市全体の活性化につながることも期待されます。

こうした取り組みは県内では

松本市や塩尻市などでも実施している他、

県外でも実施している市町村があるそうです。

なお、「応援の店」は随時募集しているというころです。

応募を考えていらっしゃる場合は、

小諸消防署24-0119まで

お問い合わせください。