市庁舎敷地一帯で進められている建設工事の

現在の状況をお伝えします。

現在、新庁舎や図書館、コミュニティスペースの建設地では、

本体の基礎工事がほとんど終わり、

主に地下の駐車場を作る工事が進められています。

市庁舎棟には地下1階部分に駐車場が建設される予定ですが、

現在見えているのは、地下2階の部分です。

この部分は水槽ピットと言って、

建物のメンテナンスをするために

作業員が入るためのスペースなんです。

工事中はこのように肉眼で見ることができますが、

完成したら地中に埋まり、見えなくなってしまう箇所です。

工事中の敷地の中へ資材を運ぶためには、

大きなタワークレーンや、移動式のクレーン車が使われています。

この流し込まれているコンクリートですが、

品質に問題があっては困るため

厳しい審査を通過したものだけが使われています。

コンクリートの温度や中に含まれている空気の量を

細かくチェックすることで、

一定の強度を保てるコンクリートかどうかを

現場で確認しています。

また、コンクリートが流し込まれている部分には、

木材で組み立てられた型枠がはめられていて、

流し込んだコンクリートが固まった段階で、

順次取り外されていく予定です。

その他、敷地内には大量の柱が立てられていますが、

これらのほとんどは、工事中に取り外されていくものです。

その中でも、特に立派に組み立てられているこちらの柱は

将来建物を支える支柱となっていきます。

免震装置は柱の内部に取り付けられるので、

建物が完成すれば見えなくなってしまいますが、

この工事中だけは目にすることができそうです。

なお、現在県内では

長野市役所や南長野運動公園、それに岡谷病院など、

大型施設の建設や改修が行われており、

職人さんの人手を確保するのが難しい状況だそうです。

お話にもあったように、そうした人手不足が原因で、

現在予定していた工期から40日程度の

遅れが生じてきているということです。

また、この建設現場につきましては、

市民の皆さんにも今後公開していく予定です。

来月20日(日)の午後1時30分から3時までの間、

工事現場の見学会が行われます。

当日は、先ほどご紹介した免震装置の接触体験や

移動式クレーン車の試乗体験、タワークレーンの操作体験など

お子さんでも楽しめる内容となっています。

参加を希望される方は

今月30日までに市役所企画課までお申し込み下さい。

なお、中学生以下の方は、

保護者同伴でのご参加をお願いします。