小諸商工会議所創立100周年記念事業として、

15日(土)小諸復活シンポジウムがベルウィンこもろを会場に開かれました。

 

復活シンポジウムは、

小諸の現状と課題を市民が共有し、小諸の復活につなげていこうと、

小諸商工会議所が6年前から開いているものです。

6回目の開催となった今回は、講演会とパネルディスカッションの2部構成で行われ、

市民らおよそ150人が訪れました。

そのうち第1部では、

時事通信社解説委員の田﨑史郎さんが、

「安部政権下の政治と経済~日本の政治は良くなるか~」をテーマに記念講演を行いました。

田﨑さんは、時事通信社の政治部記者を経て、解説委員を長く務め、

現在はテレビ各局のコメンテーターや、雑誌の執筆など幅広く活躍しています。

講演では、政治取材歴34年の経験から、政治を見る視点や、今後の政権の行方などについて

ニュース報道だけでは知ることができない、示唆に富む話を展開し、

訪れた人たちを惹き付けました。

その中で田﨑さんは、

「「政治」とは政治家という人間の営み。

政治家の人間性を知っていないとなかなか理解できないものだ」と話し、

これまでの経験談や裏話などを交えながら、

「政治にとって必要なのは、「人を動かす力」だ。」と述べました。

また田﨑さんは、今後の消費税増税の流れや、

原発再稼動問題、集団的自衛権の見直しなど、

今後の政治の流れなどについても解説し、訪れた人たちは真剣に耳を傾けていました。

記念講演に続いて行われた第2部では、

経済学博士の豊田奈穂さんをコーディネーターに招き、

「医商連携・病商連携のまちづくり」をテーマに、パネルディスカッションが行われました。

パネラーを務めたのは、小出幸男副市長をはじめ、6人の市民です。

小諸市では、

今後、市役所敷地一帯に、

市庁舎や図書館、それに小諸厚生総合病院が建設されることに伴い、

低炭素でコンパクトなまちづくりを進めていく計画です。

ディスカッションでは、

これからの商店街はどうあるべきか、

今、何が足りないかなどについて、

パネラーたちがそれぞれの立場から意見を述べました。

コーディネーターを務めた豊田さんは、

人口減少と超高齢化社会を見据えたまちのあり方などを専門に研究しており、

この日はパネルディスカッションの前に

人口減少や他県のまちの事例などを資料とした、

豊田さんによる基調講演も行われました。