第95回全国高等学校野球選手権長野県大会が、いよいよ13日に開幕となります。
小諸商業高校野球部。
おととし県大会でベスト4に入ってから 部員の数が急激に増え、現在は当時のおよそ3倍の人数にあたる
58人が所属しています。
チームを率いるのは、就任3年目の竹峰慎二(たけみね・しんじ)監督です。
監督に就任した2年前には、実に47年ぶりに小諸商業高校を県ベスト4へと導きました。
今年は、恵まれた体格の選手が少ないため、チーム力で勝負したいという竹峰監督。
そのため、ベンチ入りする選手を部員同士の投票で決めるなど、
選手間の絆の構築に重点をおいて指導してきました。
その甲斐あって、今年は連携プレーを大切にした考える野球を展開できるようになったと言います。
チーム力の更なる強化を目指し、現在は本番を想定した練習を積んでいます。
守備の面では、1人1人が的確に状況を判断しメンバーと連携しながらその場に合わせて動けるようにと、
監督を中心に フリーノックを使った実践的な練習を行っています。
また、攻撃の面では、バッティングマシーンを使った練習の他に、
こちらも本番の試合を想定して実際に人が投げたボールを打つ練習が重点的に行なわれています。
今年の3年生は8人。
中にはおととし、県大会でベスト4に入った時にベンチ入りしていた選手もいます。
監督の他にOBの矢嶋光幸(みつゆき)コーチや、野球経験者の顧問の指導も仰ぎ、
「プレーで表す感謝の気持ち」をモットーに日々練習に励んでいる選手たち。
一つでも多く勝ち上がって「小諸」の名を全国にPRすることが支えてくれている地域の人たちへの
恩返しだと考えています。
これまで先輩たちが成し得なかった「甲子園出場」という目標を、今年こそは実現させようと
意気込んでいます。
初戦は17日(水)。
松本市野球場で午前11時30分から、松本美須々ヶ丘高校と須坂高校の勝者と
対戦することになっています。