先月の23日から29日までは、男女共同参画週間です。
これにあわせ、23日(日)には、ベルウィンこもろで、「いきいきトークこもろ」と題した、
男女共同参画社会づくりの推進イベントが開かれ、元千葉県知事の堂本暁子さんが講演しました。
この日は、およそ250人が訪れ、堂本暁子さんの講演に耳を傾けました。
堂本暁子さんは現在80歳。
参議院議員を経て、2001年に千葉県知事に就任。
2期8年に渡り知事を務めました。
戦時中は軽井沢に疎開。
終戦の年には現在の小諸高校に入学しており、1997年から4年間、小諸市に住まいを構えるなど、
小諸とは深い縁(ゆかり)があります。
現在は「男女共同参画と災害・復興ネットワーク」代表を務めており、
去年6月には、防災や災害復興に関する政策提言活動が評価され、
「男女共同参画社会づくり功労者 内閣総理大臣表彰」を受賞しています。
講演では、「大震災が教えてくれた現実」と題して、男女共同参画の視点から、
防災の大切さについて説明しました。
この中で堂本さんは、自身の活動を振り返りながら、内閣府が今年5月に公表した、
「男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針」を紹介。
「男女の人権を尊重し、日常生活の絆を強くすることが災害時に生きてくる。」などと話していました。
最後に、堂本さんは、「これからはみんなが繫がりあうことが大事。」だと話し、
小諸市が取り組んでいる「セーフコミュニティ」の活動について、
「この活動を続けることが住みやすい街になる。自分たちがやっていることに自信を持ってください。」と
呼びかけていました。