小諸市教育委員会では、子どもたちがどのように英語を習っているのかを知ってもらうため、

「お母さんお父さんのための外国語活動」と題した講座を、先月から開いています。

 

この講座は、小学生の英語教育を市として積極的に進めていくため、

子どもたちが学校でどのように英語を習っているのかを保護者に知ってもらい、

英語教育に関心を持ってもらおうと県下初の試みとして、行われているものです。

講座は5月から6月末まで全7回に渡って予定されていて、6回目となった先月22日の講座には、

8人が参加しました。

講師を務めるのは、この講座の企画を呼びかけた信州大学名誉教授で、

全国小学校英語教育学会顧問の渡邊時夫さんです。

この日は実際に小学生が学んでいる教材を活用しながら、「LIKE(ライク)」の使い方について、

学んでいきました。

参加した人たちは、子どもたちがどのような形で英語を学んでいるのか、

実践を通して理解を深めている様子でした。

渡邊さんは、「日本人は流暢に英語をしゃべろうとするが、外国人は内容を聞きたがっている。

決まりきった言葉ではなく、自分の言葉で意見を言えることが大切。」と参加者らに呼びかけていました。

長野県下初の試みとなったこの講座。

渡邊さんは今後は県内はもとより全国にも活動を広げていきたいとしています。