市民の健康増進を目指して昨年設立された総合型地域スポーツクラブ

「浅間嶺(あさまね)スポーツクラブ」がこの2月で設立1周年を迎えました。

 

これを記念し、16日(土)には、ベルウィンこもろを会場に、記念式典と、

オリンピック元競歩日本代表の酒井浩文さんによる講演会が行われました。

この日の式典には、浅間嶺スポーツクラブの会員など市民およそ40人が集まりました。

挨拶に立った浅間嶺スポーツクラブの小田切正(おだぎり・ただし)代表は、

今後の抱負を述べるとともに、集まった小中学生に向けて、

「今日の講演を将来への礎(いしずえ)にしてほしい」と述べていました。

浅間嶺スポーツクラブは、小諸ジュニア駅伝クラブを母体に、

2年間の準備期間を経て昨年2月に設立されたものです。

スポーツを通じた世代間交流や、市民の健康増進を目的に様々な種目のスポーツ教室や、

救命講習会などのイベント教室を開いています。

この日は式典に続いて、オリンピック元競歩日本代表で、

現在は豊丘村の総合型地域スポーツクラブを運営している酒井浩文さんを講師に招き、

「地元地域からトップアスリートを輩出するには!?」と題して講演が行われました。

酒井さんは、集まった人たちに自身がこれまでに獲得したメダルや盾を紹介しながら

「継続して力を維持することが本当の強さだ」と継続の大切さについて説明。

トップアスリートを育成するためには、まず子どもたちに、楽しみながら運動を続けられる

「遊びの場」をつくってあげることが必要だと話しました。

また酒井さんは、現役時代に、練習メニューを自分で考えて実践していたことなどを明かし、

「言われたことだけやる選手はのびしろがない。自分で考えて行動できる選手を育てることが大切だ」

と述べていました。

時折ユーモアを交えながら話す酒井さんの講演に集まった人たちはじっくりと聞き入り、

有意義な時間を過ごしている様子でした。

浅間嶺スポーツクラブでは、今後も小諸市のスポーツ振興に尽力していきたいとしています。