1日(金)から3日(日)までの日程で乙女湖体育館を会場に開かれていた
「第48回児童生徒新年書初展」の表彰式が、2日(土)に小諸市公民館で行われました。
この書初め展は、児童生徒が新年への希望や決意を表現することによって健全な精神の育成を進め、
書芸文化の発展の向上につなげようと、毎年、この時期に小諸市の公民館の主催で
行われているものです。
今回は、市内の小中学校や書塾などに通う児童生徒から641点の作品が寄せられ、
先月25日に行われた、8人の審査員による審査の結果、特別賞に11点、特選に23点が選ばれました。
この他の作品も全てに賞がつけられ、金賞や銀賞、銅賞、入選などの各賞に選ばれています。
2日(土)に行われた表彰式には受賞者や保護者ら、およそ100人が集まりました。
講評に立った審査員の一人、成沢臨舟(なるさわりんしゅう)さんは
「どの作品も甲乙つけがたく、審査に大変苦労した。
本文と名前がしっかり書いてあることが審査の決め手になった」と述べていました。
今年「小諸市長賞」を受賞したのは芦原中学校3年生、清水由紀乃さんの作品「無限の可能性」です。
書く意思の伝わる文字、リズム感があり、軽快な筆の運びが素晴らしく
品格のある作品だと評価されました。
「小諸市議会議長賞」に選ばれたのは美南が丘小学校6年生 土屋さくらさんの作品「希望の朝」です。
豊かな線でのびやかに書かれ、希望に燃えた朝がみえるような温かみのある作品と評価されました。
「教育長賞」は小諸東中学校3年生森泉琴衣さんの作品「澄心静慮(ちょうしんせいりょ)」が選ばれました。
大きく堂々とした筆運び、重厚で風格のある力強い作品と評価されています。
式では、特別賞を受賞した11人に賞状と記念の楯が、特選受賞者の23人には、
賞状とメダルが贈られました。
受賞者を代表してあいさつに立った市長賞の清水由紀乃さんは
「絶対に市長賞が欲しいと思い、可能性を信じて精一杯思いをこめて書いた。
この受賞を糧に、受験もがんばります」と話し受賞の喜びをかみしめているようでした。
再来年50年の節目を迎える児童生徒新年書初展。
小諸市公民館では子どもたちに文字を書く時間を増やしてより
書道に慣れ親しんでいって欲しいとしています。