21日(月)、菱野公民館では、菱野区の介護予防教室が開かれました。

菱野区では、区民が健康で活き活きと過ごせるようにと、年に5回、

区の主催で、介護予防教室を開いています。

今年度最後の教室には、区民およそ20人が参加しました。

この日は、市役所高齢福祉課の職員で歯科衛生士でもある小山代子(しろこ)さんを講師に、

「おいしく食事をするために」というテーマのもと「口腔ケア」についての指導が行われました。

小山さんは、「おいしく食べるために」は主に3つのことが大切だと説明しました。

 まず1つ目は「唾液が良く出ること」です。

参加者らは、唾液の分泌に効果があるとされる唾液腺のマッサージに挑戦。

皆、唾液腺の位置を確認しながら、念入りにマッサージを行っていました。

2つ目は、「良くかむこと」です。

小山さんは、一口につき30回噛むことが理想だと話すと、

良くかむことで胃の調子が整えられることやストレス解消に繋がることなどを紹介しました。

3つ目は「口がきれいなこと」だと述べた小山さんは、

「舌が汚れていると、味覚が鈍くなります。歯はもちろんのこと舌まできちんと手入れをしてください」と

参加者らに呼びかけていました。

参加した人たちは、日頃の生活習慣を今一度振り返っている様子でした。

続いて、「飲み込む力を維持する」ための運動が行われました。

参加者たちは、少し恥ずかしがりながらも舌を上下・左右に大きく動かすなどして

一生懸命に取り組んでいました。

最後には、皆で「バラが咲いた」を歌いました。

どの参加者もリラックスした様子で口を大きく開き、楽しそうに歌っていました。

どの参加者にとっても、有意義な時間となっているようでした。

この後には、親睦会が開かれ皆でお茶請けを食べながら会話を楽しんだということです。