市区では、子どもたちに伝統文化を伝えていこうとPTAの主催で毎年どんど焼きを行っています。

この日は区民およそ100人が集まりました。

 

高さ5メートルほどの大きなやぐらは、前日にPTAの役員らが作ったものです。

やぐらには、だるまや子どもたちの書初めなどのほか

この日の午前中に6年生が区内を回って集めたというしめ飾りもくべられました。

点火をするのは、今年小学校を卒業する6年生です。

7人の6年生が火のついた「たいまつ」を持ち、やぐらに火を灯すと、火は瞬く間に燃え上がりました。

やぐらが勢いよく燃えている間、集まった人たちには、

PTAの女性たちが作った豚汁やお神酒などが振舞われました。

参加した人たちは、火の周りに集まって暖をとりながら、暖かな豚汁を美味しそうに味わっていました。

やぐらの火が下火になると、集まった区民らは、自宅から持ち寄ったまゆ玉や、

前日に区の高齢者クラブ「市寿会」のメンバーらと子どもたちが共に作ったまゆ玉を

火にかざして焼いていきました。

どんど焼きの火にかざしたまゆ玉を食べると一年風邪を引かないと言われています。

大人も子どもも、皆で焼きあがったまゆ玉を分け合いながら、嬉しそうに味わっていました。