23日(日)、新町区では新町公民館を会場にしめ縄講習会を開きました。

この日は、区内に住む小学生およそ50人が集まりしめ縄講習会の前に、育成会の主催で

来年の1月2日と3日に行われる獅子舞に向けた準備を行いました。

そのうち、太鼓と歌の練習では太鼓は、小学校高学年の男の子が中心になって太鼓を叩き、

全学年の子どもたちが元気にかけ声をかけながら一生懸命歌の練習をしていました。

 一方、隣の部屋では、高学年の女の子たちを中心に獅子舞で家を廻る際に

一緒に配る家内安全のための札を作りました。

子どもたちは道祖神の文字をインクで印刷した後、判子を押し、一枚一枚手際よく仕上げていました。

獅子舞の練習が終わった後には、公民館と育成会の共催で、しめ縄講習会が行われました。

新町区では、青少年の育成と伝統の継承とともに三世代交流の場にしてもらおうと、

およそ70年前からしめ縄づくりを行っています。

この日講師を務めたのは区内在住の小林繁平(しげへい)さんと小林直人(なおと)さんです。

毎年参加している子どもが多く、慣れた手つきで器用にしめ縄を作り上げていました。

一方、初めて参加した子どもたちは、藁の扱いに苦戦している様子でしたが

講師や役員らに手伝ってもらいながら一生懸命縄をなっていきました。

 しめ縄を完成させると、子どもたちは嬉しそうな表情を浮かべていました。

 また、この日は公民館に隣接する青木神社で区内に住む氏子総代役員木内孝夫(たかお)さんの孫、

阿部湊(みなと)くんの初宮参りが行われました。

初宮参りとは、赤ちゃんの誕生と健やかな成長を願って、生誕1ヶ月目に

神社にお参りをすることを言います。

木内さんは、「区民が大勢いる中で、初宮参りが出来たことを嬉しく思う」と話していました。

 

子どもたちには、今後もこうして昔からの行事を受け継いでいって欲しいとしています。