六供区では、子どもたちが伝統文化に親しむ機会を作るとともに地域交流の場を設けようと
毎年この時期に育成会の主催でしめ縄作りを行っています。

区民であれば誰でも参加することができ、
この日は子どもからお年寄りまでおよそ70人が集まりました。

講師を務めたのは、毎年しめ縄作りを教えている
堀部清一郎(ほりべ・せいいちろう)さんをはじめとする区内のしめ縄作りのベテランたちです。

中には、子どもの頃にここでしめ縄作りを教わり、
大人になってから講師として参加するようになったという人もいます。

参加した子どもたちは、普段触れる機会が少ないわらの扱いに苦戦している様子でしたが、
講師らに教わりながら、一つ一つ丁寧に縄をなっていました。

親子や友達同士、それに地域の人たちと教え合う場面があちこちで見られ、
交流を深め合う良い機会となっていたようです。

しめ縄作りの後には、小学校高学年の希望者を対象にわら馬作りの講習会が行われ、
およそ15人の児童が参加しました。

わら馬はしめ縄に比べて作り方が難しく、細かい作業が続きますが、参加した児童らは、手先を器用に動かし、
わらを三つ編みにするなどして馬の頭の部分を作っていきました。

皆、講師らのアドバイスを聞きながら真剣な表情で作業に取り組んでいました。