小諸市や近隣の小学生を対象にした野球のスポーツ少年団「わんぱくキッズスポーツ少年団」が
創立10周年を迎え、9日(日)にベルウィンこもろで記念式典を開きました。
この日の式典には、「わんぱくキッズスポーツ少年団」の役員や団員をはじめ、
保護者や卒団生などおよそ90人が集まりました。
式典では小林梅冶団長が挨拶に立ち、この10年を振り返りながら、
「これまで、人間力の向上にも力を入れてきた。
10年の節目を迎え、気持ちを新たにまた努力していきたい。」と述べていました。
「わんぱくキッズスポーツ少年団」は、平成15年10月、
少子化で小学校単位で野球チームを作ることが困難になってきた中、
子どもたちが野球に打ち込める環境を作り、底辺の拡大を図ろうと、
長年野球に携わってきた大人たちが中心になって立ち上げたチームです。
以来、市内や近隣の小学生らが、大人たちの指導の下、熱心に野球の練習に励んできました。
これまで、学童野球大会・県大会での優勝や、浅麓大会での優勝など、数々の好成績を収めています。
また、団としては、市内のスポーツ店と共に少年野球大会を主催するなど、
地域のスポーツ振興にも力を注いできました。
この10年間の卒団生は85人。
それぞれが中学や高校、そして大学の野球部に進み、活躍しており、そのうち、
第4期生の塩川博紀さんは、佐久長聖高校野球部のピッチャーとして甲子園出場を果たしています。
この日の式典では、10年の節目として新たに作られた、チームのセカンドユニフォームがお披露目され、
来年度からの11期生の子どもたちが、鮮やかな赤の真新しいユニフォームに身を包んでステージに上がりました。
このセカンドユニフォームは、県外遠征などの練習試合で着用されることになっています。
「わんぱくキッズスポーツ少年団」では、今後も野球を通じた子どもたちの健全育成と、
更なるチームの発展を目指していきたいとしています。