1日(土)、駅伝やマラソンなどのサークルとして活動している小諸ランナーズと
総合型地域スポーツクラブとして、3年前に発足した浅間嶺(あさまね)スポーツクラブが、
会員を対象とした救命救急の講習会を、小諸消防署で開きました。

この講習会は、万一の時に備えて、応急手当や救命処置について多くの人に知ってもらおうと、
小諸ランナーズと浅間嶺スポーツクラブの共催で毎年行われているものです。

この日は、会員らおよそ15人が、心肺蘇生法など、緊急時の応急手当について学びました。

講習会では、はじめに小諸消防署の署員が、
プロジェクターを使って、救命救急の重要性などについて説明しました。

署員は、「大きな災害が発生した時には、平常時のような救急車の到着は困難である」と話し、
「自分たちの命は、自分たちで守るという心構えが必要」だと、一次救命処置への理解を求めました。

参加した人たちは、プロジェクターを使った分かりやすい説明に、熱心に耳を傾けていました。

続いて、2つのグループに分かれ、心肺蘇生法について実技を学びました。

参加した人の中には、この日初めて実践する人もいて、倒れている人を見つけた時の対応や、
心臓マッサージをする時のリズムのとり方などについて、署員から1つ1つ丁寧に教わり、
理解を深めているようでした。

この後には、AEDを使った心肺蘇生法も行われ、実技を学んだということです。

浅間嶺スポーツクラブは、万一の時でも落ち着いて対処できるよう、
今後もこうした講習会を定期に行っていきたいとしています。