2日(日)、市区では、市区農事集会所を会場にしめ縄作りが行われました。

市区のしめ縄作りは、伝統行事の継承とともに世代間交流の場にしてもらおうと、
35年ほど前から、毎年この時期に公民館の主催で行われています。

この日は、市区に住む小学4年生と5年生を中心にした児童、
それに、40代から60代の区民らおよそ20人が集まり地元で刈った藁を使ってごぼう締めに取り組みました。

この日、講師をつとめたのは区の高齢者クラブ、市寿会(いちじゅかい)のメンバーら4人です。

その内の一人の中村邦利(くにとし)さんは、市区でのしめ縄が始まった当初から参加しており、
今では、先頭を切って指導をしています。

中村さんらは、「ごぼう締め」だけでなく、事前に準備してきたという、「前掛け締め」などの見本を飾り、
様々な種類のしめ縄の作り方を熱心に指導していました。

参加した人たちは、慣れない作業に苦戦しながらも、
講師の手つきをひとつひとつ真似ていきながら皆、真剣な表情で取り組んでいました。

中には、慣れてくると、ごぼう締め以外にも、前掛け締めに挑戦する子もいて、
しめ縄作りを楽しんでいる様子が見られました。

作業する人の多くが、毎年このしめ縄作りに参加していて親子で楽しみながら作る姿も多く見られました。

子どもの参加人数は毎年増える傾向にあり、
歴史があることから、若い世代に伝承して大切に続いて欲しいとしています。